
江戸時代の浮世絵に描かれた"美女"を見て、素直に「美人だ!」と感じる現代人は少ないだろう。明治、大正あたりの"美女"も同様だ。その顔立ちは押し並べて面長、目も口も細く小さい…いわゆる"瓜実顔"というやつだ。
それが現代ではまったく逆になり、卵形の顔に大きな目と口…顔のパーツはハッキリしている方が良しとされる傾向にある。昔は「無個性」「従順」が女性の魅力だったのに対し、近代の女性には愛嬌や個性、活気が求められている結果なのかもしれない。
そんな「人の顔形」を"猫タイプ"と"犬タイプ"に分けるとすれば、現代版の"美女"は、明らかに"猫タイプ"と言っていいだろう。
そこでNewsCafeでは「ねこ顔の女性芸能人といえば?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…612件
【1位】柴崎コウ(35.6%)
■目力アリ過ぎ![男性/40代/自営業]
■顔立ちもそうだけど、役柄も猫同様ツンデレな感じが多い。好きな女優さんです。[女性/30代/主婦]
■ペルシャ猫に似てる。[女性/50代/会社員]
【2位】田中麗奈(17.3%)
■他に浮かばなかった。目が猫っぽいのとショートカットでツンツンした髪型の印象が強いからかも。[男性/30代/会社員]
■ゲゲゲの鬼太郎の猫娘。[男性/40代/会社員]
■目が一番猫っぽい。[女性/10代/主婦]
【3位】桐谷美玲(11.1%)
■黙ってる時の口元。[女性/40代/その他]
■かわいいネコ顔![女性/30代/専門職]
■猫娘に似ている。[男性/50代/会社員]
【4位】きゃりーぱみゅぱみゅ 6.9%)
■みゃあ! みたいな顔だ。嫁にしたいタイプ。[男性/20代/その他]
■かわいい![女性/20代/会社員]
【5位】ベッキー(3.8%)
そして6位以下は【ローラ(3.1%)】【水川あさみ(2.1%)】【佐々木希(2.8%)】【北川景子(2.9%)】という結果に。
3割超の票を獲得しての1位は"目力"に定評のある柴咲コウ。2位には実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」で猫娘役を演じた田中麗奈、3位は映画サイト「TC Candler」恒例ランキング「世界で最も美しい顔100人」にもランクインした桐谷美玲。
その他では「秋吉久美子」「黒木メイサ」「沢尻エリカ」「大原麗子さん!! あの悩ましい仔猫さんには、いつも悶々とさせられました!!」「栗山千明さん。すらっとした黒猫のイメージ」「杉本彩さんがピッタリ!!」「八代亜紀さん。向田邦子さんがつけたあだ名がイリオモテヤマネコ」「大久保佳代子だな! 昨夜テレビで口の横に野太いヒゲが生えているって本人が言っていた(笑)!」などなど様々な"ねこ顔"女性の名が挙がった。
「目力」という言葉がいつから流行りだしたのかは定かではないが…古い言葉で言えば「眼力」だろうか。確かに"外見の美しさ"だけでなく"内面の強さ"をも映し出す、大切な要素である。
[文・能井丸鴻]
[写・Tasslehoff Burrfoot]