親失格?…学校休ませ旅行

コメポ

世間がバレンタインデーに沸く中での話題としては少々気が早いが、今年、2015年は"大型連休"の当たり年である。まずは定番「ゴールデンウィーク」。昨年は4連休だったため"大型感"に欠けたものだが、今年は祝日と土曜日が重ならず5月2日(土)~6日(水)までの5連休となり、7日(木)・8日(金)に有給がとれれば最大で9連休も見えてくる。さらに9月には、6年ぶりの「シルバーウィーク」到来。9月19日(土)~23日(水)までの5連休、GWと同じく24日(木)・25日(金)の状況次第では9連休もアリだ。

そうなると脳裏をよぎるのが"海外旅行"だが、これが「子供を連れての家族旅行」となると、木曜・金曜の平日部分をどうするか…悩んでしまう人もいるだろう。

そんな悩めるお父さん・お母さんの投稿だろうか、NewsCafeのアリナシコーナーにも「学校を休ませて家族旅行…アリかナシか?」という調査希望テーマが寄せられたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…34.7%】

■進級や卒業できるなら問題なし! 家庭の事情等もあるし。

■子供の頃よくありました。父が平日休みの仕事だったので。

■知人で孫が虐めで不登校で元気にさせるため沖縄に連れてったよ。

■学校に迷惑をかけないなら良い。勉強の遅れは自己責任で。

■勉強に支障ないなら、当然あり。学校だけが学ぶ場所ではない。

■皆、普通に海外旅行で休みます。結構普通の事です。

■小学校の時に何度か。秀才で勤勉だったのでまったく問題なかった。

■要領良く休んでる子の方が高学歴と言うデータが出てます。

■そんなに学校が大事かな? 私は家族の方が大事。

■会社のずる休みのほうがよっぽど周りに迷惑かかってますけど?

【ナシ…65.3%】

■体調不良と葬儀以外で休ませるのは親失格だ。

■義務教育のイミなし! 春休みや夏休み、冬休みに行けばイイじゃない!

■こういう自己中な親が蔓延してるから、どうしようも世の中にナル!!

■我々の世代では考えられない行動だ!

■親の程度が低いと大変。我慢やルールを学べないから。

■子供は勉強するのが義務です! 休ませるのは親のエゴです(怒)。

■甘やかし過ぎでは、ないでしょうか?

■家庭によって様々な考え方があるのは分かる。我が家ではナシ。

■アリいるのに驚き。学校教育は親の義務・子供の権利。勉強遅れる。

■アリの意見読んだが私には理解できない…。

数字だけを見れば、両派に大差がついたわけではない。しかし、同コーナーで過去に調査された様々な他テーマに比べ、この質問に寄せられた回答は非常にきっぱりと割れている。

およそ、どのようなテーマにおいても「【アリ派】とも【ナシ派】とも決められない」という声はあるものだが…このテーマについては【アリ派】と【ナシ派】は決して相容れない、そんな様相だ。どちらかといえば【ナシ派】のほうが語気が強く「ありえない!」「親失格!」など厳しいコメントも多かった。

「そうやってずる休み癖がつき、将来は働きたくないニートに(笑)」「休んで旅行したのを自慢してクラス全体からシカトされてた子がいたな」「でも実際は問題児が休みだと皆ラッキーと思ってる(笑)」…本当にいろいろな意見が寄せられている。

これほど考え方が違う保護者たちが、同じ学校内、クラス内に大事な我が子を預けるわけである。それはそれは、もめ事やトラブルも尽きないことだろう…学校関係者も大変だ。

[文・能井丸鴻]

私の持論だが日本人は農耕民族なので本質的に“休む"という行為そのものが他人に迷惑をかけるので罪という意識が強い。田植えや収穫時に全員が同じ行動をとらなければならず抜けた穴を誰かが補う考え方もそれで理解ができるだろう。護送船団方式の社会もここからくる、つまり日本人は形から入る。仕事でも「休憩時間は一斉にとらねばならない」という法律もある。子供には休むか否かではなく個人と集団の意味から何が必要かを十分に解らせる必要がある。これをクリアできれば良いと考える。学校を休ませるなと言ったらテレビで芦田愛菜ちゃんは観られないし諸々の世界大会やオリンピックにもにも出場できない。
土日祝日通常出勤で中々、家族旅行が出来ない様な家庭の場合は アリ かも知れないが…、其れでもゴールデンウイークの振替休日や盆休み夏&冬休み等を利用すれば何とか都合が付く場合も在る筈…。

わざわざ子供の学校を休ませて迄、家族旅行を優先させるのは如何なものかと…。 (-.-;)

休ませりゃいいじゃん。

学校はそこまで絶対的な存在じゃない訳だし、旅行以外の理由で出席率ギリギリ迄来ない奴も居る訳だし、、。
教師側だって結構、休んでいる。
あとは本人と親の自己責任。

ただ進路別、習熟度別クラス編成はやるべきだよな。
看護師ですが、こうやって育った新人が、職場に入って早々 有給や休暇願いをしっかりフルに出すんでしょうね。
「休みとっていいんですよね」と。

シフトみて 皆がお互いを考えながら 休暇願いをだしてるのが、全く解らないらしい。

あげくに休めないからと、すぐ辞める。

こんな親なら こんな子供も育つなと、納得です。
親は知らないだろうけど、権利ばかり主張する新人は 迷惑です。
どう考えてもアリ派だな私は。
逆にナシ派の多さと理由にびっくり。

旅行で学校休ませるなんて年に何回もないだろうし、海外旅行ともなれば、経験それ自体が肌で感じる学びとなると思うが。

休んで勉強遅れたのなら取り戻せば良いし、旅行行くために休んだ事がイジメの理由だなんて、心の狭さにも程がある。親の狭い価値観に影響されてるんだろうけど。
ナシ派が正論とばかりに書いてる理由より、学校休ませても親と貴重な体験をする事の方が良いと思える。
昔と違い、平日休みや夜勤で昼間休みの親が増えています。
うちもそう。幾度休ませて家族で出かけてみたいと思ったことか…。週末、母子家庭のように子どもと出かけるのも、子どもが寂しく感じないか気にしたことも。

小学生でも今の教育課程はぎっしり、行事の前など休み時間もないくらい練習や役割などをこなさねばならず、責任感の強いわが子は休みませんでした。それはそれで良かったと思います。

それより、受験前にインフルエンザがうつっては困るからと休む方が身勝手な気がします。
だから、不登校ふえる…








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家族旅行って必要?
子供が小学5年の時、お父さんが勤務先からの福利厚生で海外旅行に行った友達が居た。日にちは指定で平日だったので、お母さんが学校に相談し、許可をとって出かけたようだった。この友達に対しては、いってらっしゃいと思ったのだが…。
同じ頃、やはり海外旅行に行った別の友達。お父さんは教師。お兄ちゃん(中1)は卒業式を休んで行ったようだ。春休みに入ってからでも大丈夫なんじゃないの!?と違和感があった。
生活スタイルや価値観の多様化と、社会に生きる一員としての役割は両立しなければいけません。自由と責任、権利と義務は表裏一体であり、どちらも大切です。

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