昨年末、「警察庁が全国161店舗258台のパチンコ台を調査したところ、すべての台にギャンブル性を高める違法改造が認められたため自主回収を要請」…というニュースが話題になっていた。普段パチンコをしない人間からすれば「何を今更」「違法のポイントはそこなのか」など、様々な疑問が湧いてくる話なのだが…。

それはさておき、NewsCafeのアリナシコーナーには、パチンコ好きのユーザーからだろうか「デート中にパチンコ…アリかナシか」というテーマが寄せられたようだ。調査結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…14.2%】

■二人ともパチンコ好きならアリなのでは?

■パチ屋でデート? お好きにどうぞ。

■慣れてくると「パチデート」って事もある(笑)。

■昔彼に連れていかれたが、普段やらないから逆に新鮮だった。

■パチンコ屋にはカップルや夫婦で来てる人がたくさんいますよ。

■恋人同士で競い合うのも悪くない。

■映画鑑賞と同程度のコミュニケーションならとれるのでは?

■私が誘って遊びで2回やった。長く付き合ってたらやることないし。

■子供が生まれるまではパチデート。働いたお金だから良いじゃん。

■パチンコ好きの彼女作ります。

【ナシ…85.8%】

■ナシナシナシ絶ー対にナシ! 知ってたら間違いなく断る!

■そういう相手とは付き合わないのが一番です。

■論外だろ。

■一人で行けばいい。

■そう言うレベルの男とは、関わりたくありません。

■パチンコする人もナシ。デートで、と言う発想の人もナシ。

■音がうるさい煙草臭い所でデートするなど神経を疑う。

■(呆)。

■即、別れるわ。

■それをデートとは呼ばない。

このアリナシコーナーでは様々なテーマを扱っているが、両派の温度差がここまで激しいお題も珍しい。"ふたりでパチンコをするデート"なのか、それとも"デート中に相手だけがパチンコをする"のか、この設問ではどちらなのかがわかりづらいが、両派ともそこは問題にならないようだ。

「男の後ろで女が見てるの見かける。置き去り感が切ないね」「こういう奴等が真夏の駐車場に赤ん坊を放置するんだろうな」など、【ナシ派】が"パチンコデート"に受ける印象は限りなく悪い。またコメントを読むと分かるとおり、デート云々を抜きにして「パチンコをする人との交際自体がナシ」という考えの人も多いようだ。逆に1割強の【アリ派】は「何が悪い?」という構えである。

公益財団法人・日本生産性本部「レジャー白書2015」によると、パチンコにおける1人当たりの平均消費金額は1989年が年間50万円程度だったのに対し、2014年は年間300万円程度と約6倍に跳ね上がっている。パチンコ人気…というほど生易しい額でもなく、多方面から散々に指摘されるパチンコの危険性がありありと見える数字ではないだろうか。

[文・能井丸鴻]