以前、NewsCafeのアリナシコーナーで「ライフラインが3日間停止…アナタは耐えられる?」というテーマの調査が行われ、【アリ…42.1%】【ナシ…57.9%】という結果が出ていた。過半数の【ナシ】派に寄せられたコメントを読んでみたところ、最も賛同が多かった意見は「トイレが心配。食べ物と飲み水は備蓄があるから1週間くらい大丈夫」という内容だったが…。これはおそらく「トイレを流すための水」についての心配なのだろう。盲点となるのがトイレットペーパーだ。昨秋の「防災の日」には、経済産業省がトイレットペーパーや簡易トイレの備蓄を呼びかけている。

"安心して使えるトイレ"の有無は、生命に直結する問題でこそないものの、精神安定にもたらす影響の大きさは容易に想像できる。それは日常生活の中でも同じだ。ここ日本の"トイレットペーパー売り場"を改めて見渡すと、その多様性に驚かされ、人それぞれに"快適なトイレ"へのこだわりがあることがわかる。NewsCafeのアリナシコーナーにも、ユーザーから「トイレットペーパーは無香性より芳香性! …アリかナシか」というテーマが寄せられたようだ。調査結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…36%】

■トイレの中がいい匂いになる。

■癒やされる~。

■無香性なんて考えられない(笑)。絶対芳香性(笑)。

■値段が同じならね。

■高いから安売りしてるときに買う。

■香りがあるなら否定する理由もない。

■たまたま買ったのが芳香性の物でした。

■芳香あればトイレの中がスカッと! します!!

■高いから買わナイけど出来れば欲しい。トイペに香水ひと吹きしてる。

■広告品で買ったけど良かった。またのチャンスを。

【ナシ…64%】

■芳香剤は別に用意する。紙質だけにこだわってくれればよろし!

■香らん方が良い。

■変な芳香剤はかえってクサイ。

■値段で買っているので。

■しりをふくだけならば安いほうがいい。

■香りより価格です。1円でも安い物を求めて日々走り回ってます。

■紙に香料が含まれていると思うと落ち着かない。

■消臭剤あるのに微香のトイレットペーパーを買っても無駄だと思う。

■隠しきれない移り香が。お尻に。

■トイレットペーパーに求めているのは紙質。

結果は【ナシ派】6割超の多数派となっている。寄せられたコメントを見ると、おおむね「芳香剤は別で用意する」タイプ、「安ければなんでもいい」タイプ、「紙に芳香剤が含まれているのがイヤ」なタイプ、「紙質が良ければどちらでも」タイプに分かれているようだ。「トイレットペーパーの選択は家族に任せているので、あるものを使うだけ」という人もいたが、ごく少数である。【アリ派】【ナシ派】どちらにしても、トイレットペーパーに「ここは譲れない!」というこだわりを持つ人が多い。

「香料入りは鼻がかめん(笑)」「芳香性のトイレットペーパーは、かぶれる」「逆に安っぽく感じるのだが」「いちばん重要視するのは肌触りだろ!!」「匂いよりかわいい絵の描いてある方がいいな…」「だってシングルで芳香性のはほとんどないんだもん」などなど…本当に様々な声が寄せられていた。 その昔、漫画『美味しんぼ』に「目玉焼きの焼き方・食べ方について熱く語り合う国際目玉焼き会議(IFEC)」が開かれるというネタがあったが、トイレットペーパーをテーマにしても熱い議論が期待できそうだ。

[文・能井丸鴻]