視聴率崩壊・アイデア不足 フジの断末魔

コメポ

この春、フジテレビで『クイズ!金の正解!銀の正解!』(毎週土曜日夜7時~)と『潜在能力テスト』(毎週火曜夜7時57分~)という2つのクイズ番組がスタートした。その内容が、現在のフジテレビの厳しい状況を象徴しているかのようだと話題になっている。



 フリーとなった加藤綾子アナとフジテレビの榎並大二郎アナをMCに、的場浩司や石川恋らが回答者として出演する『クイズ!金の正解!銀の正解!』。出題されるのは、知識ではなく、ひらめきや発想力を求められる問題ばかり。1つの問題に3つの正解があるのが最大の特徴だ。



 一方、オードリーの若林正恭とフジテレビの宮司愛海アナがMCを務める『潜在能力テスト』は、「動体視力」「注意力」などのテーマに沿った問題で、回答者の"潜在能力"をチェックするという番組。『金の正解!銀の正解!』同様、知識が問われる問題ではなく、なぞなぞやパズルに近い問題が多い。



 どうも似通っているように思える2つの番組。テレビ局関係者はこう話す。

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「コンセプトがほとんど変わらないクイズ番組が、同じ局で2つ同時に始まるとは前代未聞ですよ。普通のテレビ局なら、まずあり得ません」



 ネット上では2つの番組に対し、以前放送されていたフジテレビの人気番組『脳内エステ IQサプリ』(2004~2009年)にそっくりだとの声も上がっている。



『IQサプリ』といえば、回答者がモヤッとするとMCの伊東四朗の頭上に「モヤッとボール」がたまり、番組の最後にそのボールを伊東が頭で受けるというのがお決まりだった。そして、『潜在能力テスト』でも、正解するごとに脳のオブジェに玉がたまり、番組の最後でその玉がスタジオ内に発射されるという演出がなされている。



「もはや『IQサプリ2』に題名を変えたほうがいい、とまでいわれています。業界内では、フジテレビのアイデア不足は本当に深刻だと心配されるほどですね」(同)



 現在、視聴率の不振にあえぐフジテレビ。その上、アイデア不足となると、再浮上も難しそうだ。



「フジテレビは何をやってもうまくいかないので、上層部も混乱しているようです。じっくり番組を育てていく余裕もなくなっているため、その場しのぎのテコ入れが相次ぎ、現場のスタッフも疲弊しているみたいですね。その結果、番組の会議でも練られた意見が出なくなり、過去の人気番組の焼き直しみたいな企画ばかりが増えてしまう。そういう悪循環に陥った結果が、2つの似たようなクイズ番組なんだと思います」(同)



『金の正解!銀の正解!』と『潜在能力テスト』のどちらか1つでも当たってくれれば現状打破のきっかけにもなるのかもしれないが、果たしてどうなるか──。



(文=大塚ほのか)フジテレビ

サイゾー

現場の人は大変だろうけど…フジテレビがどんな番組を作ろうと一般人には関係ない。

見たくないから見ない。フジテレビ関係のスポンサーの商品を買わない。
ただそれだけ。

できればフジテレビが潰れればよいと思ってます(笑)
『今夜はナゾトレ』も似ていると思います。
鬼平を新たな配役でやるなら見るよ。ただし演技力のある重厚な配役でね。昔の鬼平を繰り返し見てるが、そろそろ新しいのが見たい。
フジだけの問題ですかね。確かにアイデア不足はあるだろうけど、魅力ある芸能人不足では?演技力、歌唱力ない人ばっかり、ジャニーズばっかり出て、もっと昔の演技力ある役者を使ってほしい。

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