
俳優の梅沢富美男が、16日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で放送禁止用語を連呼したとして物議を醸している。番組サイドは発言直後に謝罪。梅沢本人も「俺だろ?」と指摘し自ら頭を下げたが、「謝罪する気持ちはないのでは」と梅沢を非難する声が相次いでいる。
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番組では銭湯などで活動してきた歌謡グループ『純烈』の友井雄亮の女性トラブルや、グループからの脱退について扱った。梅沢は脱退に至った友井にご立腹の様子。「ようやく紅白に出て『良かったな』と思ったとたんにこれでしょ?」「がっかりしたね」と激怒した。
アナウンサーの謝罪に梅沢富美男「俺だろ?」と不満顔
ここから梅沢は放送禁止用語を発言。自身も売れない時代に差別を受け続けたとし、「ドサ回りの役者とか、乞食役者とか三文役者とか、いろいろ言われたからね」と過去を振り返った。
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十数分後、榎並大二郎アナウンサーが「不適切な表現があった」と差別的な表現について頭を下げて謝罪したが、梅沢は不満そうに「俺だろ?」と榎並アナに指摘。坂上忍は「僕のせいです」とかばったが、梅沢は「いや、俺でしょ。言われた俺はどうすんだ。誰がグチグチ言ってるんだか知らないけど」と漏らした。
坂上は「僕が悪かったから。すいませんでした、先輩」と再び頭を下げると、梅沢は「本人が謝らないといけないんなら…すいませんでした」と頭を下げた。
ツイッターでは
《発言全体の意味を読み取らず、単語だけ拾って善し悪しは決めるのはおかしい》
《該当単語を発しただけで謝罪するとは…》
という梅沢への擁護や“言葉狩り”への批判もあったが、一方で梅沢の態度を「謝る気がない」と批判的に受け取った視聴者もいた。
《アナウンサーに加えて坂上を勝手に巻き添えにした》
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《アナウンサーの榎並くんが気の毒でした》
《勝手に興奮して。話にならない》
と、梅沢の振る舞い方をマナー違反と感じた人もいた。
梅沢の「後輩」への熱い思いがアダとなってしまったようだ。
まいじつ
、自由(な表現)と
、責任(をとる覚悟)を、
出演者個人に返してやりなさい。
テレビがネットの個人発信者に負けてるのはそこだよ。
不適切かどうかは、その場その場で争えばいい。
その「場」がないのは、実はとんでもない不幸なんだよ。