占い好きのあいだで当たると評判の占い師、暮れの酉さん。前半は、気にしやすい、不安になりやすい、傷つきやすい、落ち込みやすい……そんな”あなた”に贈る、読めば心がスーっと軽くなるお守りのようなお話。まるで占いに行ったあとのように、すっきりと前向きになれる占いエッセイです。救いになる言葉が見つかりますように。後半は、今すぐできる「今週の開運アクション」を鳳凰数術の９タイプ別に伝授。運を引き寄せて、ハッピーな1週間を過ごしましょう♪ ▶▶▶「今週の開運アクション」へ【暮れの酉】繊細なあなたに贈るお守りエッセイ【鳳凰数術占い】#23 老後が怖いあなたへ「老い」というお題をいただいたときに、僕にはまだ早いんじゃないかと、まず思いました。でも、よくよく考えてみると、「老い」というのは生まれた瞬間から始まっていますよね。ただ意識していないだけ。いや、そりゃあ僕だって、以前に比べたら肌ツヤが悪くなったなとか、疲れがとれにくくなったなとかはあります。「老い」を感じていないわけではないです。いろんな調査を見てみると、老後の不安の三大要素は「お金」「健康」「孤独」だそうです。その物差しでいうと、フリーランスで、マッチョでもなく、おひとりさまの僕は人並み以上に老後の不安を感じていてもよさそうなものですが、まったくと言っていいほど感じていません。心配性な性格なのに。それは、どうしてだろう。そこから思索を始めてみました。思い当たったのは、僕はどこか人生をRPG（ロールプレイングゲーム）のようにとらえていることです。ゲームスタートの時点では、主人公はレベル０で経験値がなく、たいした能力もありません。モンスターをやっつけたり、ミッションをクリアしたりしながら経験値を貯め、スキルを獲得し、レベルアップしていきます。ボスを倒すとそのステージはクリアで、次のステージが始まります。主人公は常に「成長」しているだけで「老化」はしません。僕たちも同じように、生きている限り、経験値を積み重ねるわけで、それに伴い、レベルアップしたり、ステージクリアをして生きていきます。そういう意味では死ぬまでが「成長」の過程です。それを「老化」と呼ぶときに、僕たちの視点は「得るもの」ではなく「失うもの」に移っているように思います。体力は確実に減退していくでしょう。健康もそう。若いときは「治るもの」だった病気が「一生付き合っていくもの」に変わっていきます。目や耳など五感の鋭さも失われていくかもしれません。自力で用を足したり、歩いたりすることが難しくなる日が来るかもしれません。身近な人が亡くなっていくこともあるでしょう。でも、だからといって、そんなに絶望的なことでしょうか。若くても、なんらかの病気や障害を持っていることで、不自由な状態で生活している方もいらっしゃいます。支障なくではありませんが、なんらかの工夫をしたり、助けを得たりしながら、それぞれの人生を充実させるべく生きていると思うのです。「あるはずのものが、ない」と憂いながら生きるのか、「ないのが当たり前」と心の物差しをリニューアルしながら生きていくのか。それが分かれ道かもしれません。<!--nextpage-->これから先の人生は、得た知恵を使ってクリアしていく人生って、得た能力が減っていったり、習得した技が使えなくなったりすることがある、ちょっと変わったRPGのようなものだと思うのです。若い頃ほどのパワーはないから、その代わりに得た知恵を使ってなんとかするのが、これから先のステージの戦い方だと思えばいい。いつだって、僕たちは、目の前のモンスター＝「難題」に対して、持てる限りの能力でどう戦うかを考えてきたわけで、それは年をとっても変わらないはずです。思い出してみてください。若い頃は体力や気力に満ちていたかもしれませんが、知恵も能力も知識も十分ではなく、仲間も頼りなかったはずで、若かりしあの頃だって、僕らは「足りていないこと」に不満を持っていたはずです。足りていないものがあの頃と違うだけと考えてみるのはどうでしょう。壮大な未来なんて思い描かなくても、ささやかな日常の中の「こうしたい」を、知恵を絞って、やりくりしながら、クリアしていくこと。その積み重ねが充実した人生じゃないかと、思っています。遠くなんて臨まなくても、足元を見ているだけでいい。もし、たまに顔をもたげて未来が不安になるなら、最悪の場合どうなるかを調べて、準備をしておけばいいと思うのです。子育てや仕事以外にやりがいを感じることを探しておくこと。できれば同じ趣味の仲間とつながっておくとよいでしょう。お金のことが漠然と不安なら、まずは安心できるラインを見極める。そのうえで、足りなければ、どうやってそのギャップを埋めていくのかを現実的に考えておく。プロの力を借りるのもよいでしょう。健康のための習慣を見直すと同時に、いざとなった時に使える制度やサポートも調べておくと安心でしょう。誰かの世話になりたくないという人は、人助けで得られる充実感を思い出してください。謙虚な気持ちで助けてもらうことは相手にとって負担でなく、誇らしさを得る機会となると考えてみませんか。小さなひと漕ぎが、やがて舟の進路を大きく変えるように、いまできることをひとつでもやっておくことが、安心できる老後に舵を切ることになるのではないでしょうか。▶▶次は「今週の占い」。運を引き寄せる開運アクションをチェック！！！<!--nextpage-->【今週の占い】運を引き寄せる開運アクション〈4/15～4/21〉▶▶▶【鳳凰数術】の基本キャラクターの占い方はこちら１：ネットの記事やSNSが困ったときのヒントをくれそうです。葉もの野菜を多めに摂ると運気はアップ！２：オンラインでお得な買い物ができそう。頑張っている自分へのご褒美をゲットしてみて。赤色がラッキーカラーに。３：信頼できる人が見えてきます。モヤモヤしていたことを解決する一歩を踏み出せる好機！ レモン色が幸せを運びます。４：汚れを取り除くと運気アップに。水回りを掃除すれば気のめぐりが良くなって肩が軽くなりそう。根菜類がラッキーフードに。５：意見をハッキリ言うと運が開くとき。違うことは違うと伝えて吉でしょう。ニンニクやネギがパワーを与えてくれます。６：完璧主義になりがちな一週間。過剰に気にしすぎと感じたら。白い食材を口にすると細かなことが気にならなくなるでしょう。７：旅行運がめぐって来ます。GWの予定を立てるもよし、ひと足先に旅するのもよいでしょう。温泉地がパワーを与えてくれそう。８：勉強運が向上します。心理学や健康についての知識など、豊かな人生を送るための情報を楽しんで学べそう。青色がラッキーカラーに。９：ソワソワした気持ちになりやすく、繰り返してきたパターンに飽きを感じそうです。新商品を手に取るなど、冒険すると大吉に。鳳凰数術による「開運アクション」とは「運がいい」とは“幸せに気づきやすくなっている状態”のことをさします。誰のまわりにも幸せのきっかけはあるのですが、運が悪いとその幸運に気付きづらくなってしまいます。巡ってくる幸せを逃さないようにするための「助け」となるのが開運アクションです。それは幸運をよぶグッズや食べ物、色や数字、場所だったり、やるといい行動だったりします。毎日の生活で無理なく取り入れられるものをご紹介したいと思いますので、気軽にお試しください。理想のパートナーに出逢えないあなたへ▶▶▶自己肯定感の低いあなたへ▶▶▶自分の意見が言えないあなたへ▶▶▶なにもやる気が起きないあなたへ▶▶▶もう一度恋がしたいあなたへ▶▶▶仕事での人間関係がうまくいかないあなたへ▶▶▶パートナーとうまくいっていないあなたへ▶▶▶家族や仕事ばがりで自分の時間がないあなたへ▶▶▶泣きたくても泣けないあなたへ▶▶▶昔は親友もいたけれど、今は友だちがいないあなたへ▶▶▶誰かの言葉に傷つきやすいあなたへ▶▶▶いま幸せではないと感じているあなたへ▶▶▶【PROFILE】暮れの酉大阪ミナミの老舗占い館で、18年間人気No.1の座に君臨。古今東西の占術を古典から深く学び、練り上げてオリジナルの「鳳凰数術」を考案。朝からできる長蛇の列で彼の出演日がわかるといわれたほど。人気の秘訣は、とにかく当たると評判の鑑定技術と柔和な鑑定スタイル！ 鍛え上げられた占術と、包み込むような会話術は訪れるすべての人に心を開かせ、寄り添いながらカタルシスへと導いています。2022年2月初の書籍『暮れの酉の繊細な人のための鳳凰数術占い-名前と生年月日でわかる生きやすくなるための方法』（ヨシモトブックス）を発売。個人鑑定はから受け付け中。[/hidefeed]
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