小中学校の生成AI授業活用「賛否」

コメポ

小中学校の生成AI授業活用「賛否」親の年齢と関連

 NTTドコモのモバイル社会研究所は2024年4月11日、2023年11月に実施した親と子に関する最新の調査の中から、学校の授業で生成AIを使うことに対する調査結果を公表した。生成AIの活用は、保護者の年齢が低いほど「賛成」「わからない」と答える割合が多く、生成AIを活用することに「親の年齢」が関連していることが明らかになった。



 モバイル社会研究所の「2023年親と子の調査」は、関東1都6県の小・中学生とその親を対象に、2023年11月に実施。有効回答数は600件。



 ChatGPTなど生成AIの活用が、学習分野でも検討されており、生成AIの活用にあたっては、多くのサービスが年齢制限もしくは保護者の同意を必要としている。そこで、小中学生の親に学校の授業で生成AIを活用することの賛否を聞いたところ、賛成が37%、反対が21%に対し、わからないが42%となった。



 「わからない」と回答した割合は、「34歳未満」76%、「35~39歳」54%、「40~44歳」41%、「45~49歳」37%、「50歳以上」34%と、年齢が低いほど多くなり、賛成と反対の割合を比較すると、年齢が低い親の方が賛成の割合が多いことが判明。生成AIを活用することの賛否には「親の年齢」が関連していることが明らかになった。分析によると、親の年齢に代表される「親の属性」や「親のICTスキル」「親が考える子がICT機器を使うことへの期待と不安」との関連が多くみられる一方、「子供のICT利活用状況」や「学校でのICT機器を使った授業の頻度」「子供属性」との関連はあまりみられなかったという。



 最後に、学校の授業を問わず、ChatGPTやBing Chatなどの生成AIの利用状況を比較すると、まだ利用率は低いものの、中学生の利用率が8.2%で、親の利用率3.9%を上回っていることがわかった。



 生成AIの利用は便利であり、発展的な学習が期待される一方、誤った回答や仕組みを知らないなど、課題も存在する。モバイル社会研究所では、引き続き親と子が生成AIについて、どのような利用・関心・態度であるか、調査を続けていくとしている。

中川和佳

意外に学力不振な生徒さんには救世主的な存在になる可能性はあるけど、問題はどうやって馬を水場に連れて行くか。学習コンピューターが出た時に教室に導入したけど、自習室でやってねという感じになったなぁ。
授業に興味も関心も示さず好き勝手に騒ぎ暴れまくる小・中学生のお子ちゃまを操れるのは、AIを活用したロボットやVRの仮想先生だけだろう。言葉で諭せばハラスメント、ちょっと体に触れれば暴力と責め立てられる異様な日本の教育現場・実態。そもそも、親・先生・教育委員会が生成AIを本当に理解しているのか疑わしく、ふざけた調査だ。無責任な親・大人が子供を置き去りにしている。親・大人の言うことを信用してはいけないと、現在の生成AIは教えるだろう。正しい事例が見当たらないから、仕方ない。
近い将来的にAIによる授業は一般化すると思う、学科によっては今も教師が足りて居ない状況下では早急に対策が施されるんじゃないかな? 単に教師の人員不足だけではなく質の低下って問題も有るしね。AIの授業中は担任教師は監督するだけって授業風景に成るよ。但し、授業についていけない児童はドンドン置いてきぼりは否めないけどね。
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