バーチャル空間「シェアラウンジ」

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バーチャル空間「シェアラウンジ」無料開放、MEキャンパス

 MetaLabが運営する、オンライン学習プラットフォーム「MEキャンパス」は、2024年8月に公開した仲間と集中して「ワーク」できるバーチャル空間「シェアラウンジ」の無料開放を9月26日より開始した。誰でも全機能を無料で利用できる。



 バーチャル空間「シェアラウンジ」はリモートワークにおけるさまざまな孤立の課題を解決することを目的に開発された。ポジティブな影響を与え合う「ピアプレッシャー」効果やAIアシスタントの支援で作業を効率化。MEキャンパス学生をはじめ、クリエイターやフリーランスワーカーのリモートワーク支援をめざすという。



 ピアプレッシャーという心理学の考え方によると、同じ空間に仲間がいることで、適度な緊張感・適度な配慮が生まれ、少しでもよい成果を生み出そうとする意識を生み出すといわれている。自宅で1人で行う作業でも、バーチャルな空間に仲間がいることで、作業を集中させる効果があるという。



 また、1セッション「25分間+5分休憩」と「50分間+10分休憩」の2パターンのタイマーを利用できるポモドーロ・テクニックと呼ばれる時間管理術を採用しており、25分単位のワークセッションと短い休憩を繰り返すことで効率よくワークに取り組むことができる。



 さらに、OpenAI社の開発するChatGPTに、MEキャンパス独自のデータベースを学習させた生成AIが搭載されたアシスタントが、利用者の「ワーク」を手助けする。チャット画面から質問や雑談などのコミュニケーションをとることができる。



 ワークに取り組んだ時間を履歴として記録しておくことが可能で、ワーク時間の積み上げが可視化されていくため、モチベーションの持続が期待できるという。「MEキャンパス」学習の時間に限らず、シェアラウンジで作業に取り組んだ時間としてクリエイターやフリーランスワーカーも活用できる。



 シェアラウンジはアカウントを登録することで、無料で誰でも全機能を利用できる。なお、アカウント登録なしでゲスト利用することも可能。ただし、ゲストユーザーの場合、履歴の保存やAIアシスタントの利用に制限がある。



 MetaLabは、今後も「シェアラウンジ」は機能の拡充を図り、さらに多くのクリエイターやフリーランスワーカーに支持されるプラットフォームを目指し、利用中のコミュニケーションや、ほかの利用者の存在を感じられる新たな演出など、引き続きサービスの進化を続けていくとしている。

中川和佳

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