
今回は、顔のたるみにも関係する「肩こり」のインナーケアについて、一般社団法人日本サプリメント協会理事長の後藤 典子さんに教えてもらいました。肩こりを楽にするインナーケアPhoto:O-DANストレッチやマッサージといっしょに取り入れたいのが、インナーケアでの肩こり対策です。血行促進や抗酸化作用で肩こりにアプローチできるサプリメントや、頑固な肩こりの根本改善を目指せる漢方薬をご紹介します。栄養補給にいいのはスバリ、あれ! 次ページ<!--nextpage-->サプリメントでビタミンを補給する肩こり対策には、「ビタミンB群」「ビタミンE」「ビタミンC」などが含まれるサプリメントを摂取しましょう。「ビタミンB群」は、筋肉や神経の健康を維持し、筋肉の疲労を和らげてくれる働きがあります。「ビタミンE」は、血行をよくして、冷えや血行不良による肩こりやこわばりにアプローチします。
加齢や女性ホルモンの減少で血行が悪くなりやすい更年期には、意識して摂りたいビタミンのひとつです。「ビタミンC」には強い抗酸化作用があり、血管や筋肉の老化を防いで、血管のしなやかさを保ちます。漢方薬を飲む漢方薬は、肩こりの原因である血行不良や冷え、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどに根本からアプローチできます。肩こり対策には、「血行をよくして肩の筋肉をゆるめる」「肩の筋肉に栄養や酸素を届け、疲労を軽減する」「水分の循環を促し、老廃物を排出する」「自律神経やホルモンバランスを整え、ストレスや更年期が原因の肩こりを緩和する」などの働きのある漢方薬を選びます。漢方薬でからだの内側からバランスを整えることで、肩こりだけではなく、更年期の不調の改善などにも役立ちます。<おすすめの漢方薬>・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血行をよくして水分代謝を整え、肩こりや頭重を和らげます。
冷えやすく、貧血気味でからだが疲れやすい方に。・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行をよくして筋肉に栄養を届け、痛みを和らげることで肩こりに働きかけます。
比較的体力があり、冷えやのぼせを感じる方に。漢方薬は体質に合うものを選ばなければ、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、漢方に詳しいプロの力を借りましょう。「あんしん漢方」の「オンライン個別相談」のようなサービスを利用すれば、自宅にいながらスマホで漢方のプロに気軽に悩みを話せます。
漢方薬はお手頃価格で自宅に郵送されるので、忙しい方も利用しやすいサービスです。肩こりを解消して、たるみや老化も予防しようPhoto:O-DAN更年期は、ホルモンバランスの乱れや筋力の低下など複数の原因が重なることで、肩こりに悩みやすい時期です。肩こりは顔の老化につながる場合もあるため、ストレッチやサプリメント、漢方薬などで早めに対策を始めましょう。からだの外側と内側の両方から対策をして、肩こりに悩まない日々を過ごしてくださいね。<参考文献>
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「筋膜リリースの効果と方法」
<この記事の監修者>一般社団法人日本サプリメント協会理事長
後藤 典子(ごとう のりこ)同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。
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