令和ロマンくるま&ラランド・サーヤが議論、セフレは“部活と同じ 切りたい人に贈る言葉「遊ばれてるとは思わなくていい」

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令和ロマンくるま&ラランド・サーヤが議論、セフレは“部活と同じ

【モデルプレス=2025/09/13】新たな恋愛考察バラエティ『セフレと恋人の境界線』が、Prime Videoにて9月3日より独占配信中。モデルプレスでは、ともにスタジオMCを務めた令和ロマンの高比良くるま(たかひら・くるま※「高」は正式には「はしごだか」/31)とラランドのサーヤ(29)にインタビューを実施。「遊ばれてるとは思わなくていい」、「セフレは部活みたいなもの」…普段は語りづらい「セフレ」を軸に独自の視点で分析する2人の軽妙なやりとりに注目。【モデルプレスインタビュー】



【写真】令和ロマンくるまが圧倒された山下美月のキスシーン



◆Prime Videoオリジナル番組『セフレと恋人の境界線』



本作は、Prime Videoが新たに贈る、大っぴらには触れづらい「セフレ」という曖昧な関係性にあえて切り込む新たな恋愛バラエティ番組で、恋愛のカタチが多様化する令和を生きる人々の等身大の恋愛模様を描いた3本の短編映画を観ながら、2人のほか、YOU、千葉雄大のスタジオMC・4人が「セフレか?恋人か?」をテーマに考察&恋バナを繰り広げる。



◆くるま&サーヤ『セフレと恋人の境界線』タイトルは「邦題みたい」



― タイトルからなかなか刺激的なものとなっていますが、改めて『セフレと恋人の境界線』と聞いたときはいかがでしたか?



くるま:来るとこまで来たか、と。



サーヤ:潔いですね!



くるま:やっぱりAmazonさんはアメリカの会社だから、はっきりとわかりやすいよね。タイトルだけで考えたら邦題みたいだよね。



サーヤ:確かに(笑)。



くるま:原題はもっと短くて、日本語で長く言うと…みたいな。



サーヤ:「お!バカんす家族」(原題『Vacation』/アメリカのコメディ映画)ぐらい原題から離れてる。



― お二人が揃って同じ番組でMCというのも新鮮ですよね。



くるま:確かに、人形を使ってやった番組(テレビ朝日系『みんなテレビ』)はあったけど、顔が出るのは初ということで。



サーヤ:しかもね、題材が面白かったので。マジで友達とテレビを観てるみたいなノリでした。



くるま:それに引っ張られて、YOUさんや千葉さんに対しても結構フランクに行ってしまった。ついつい「そうっすよね!」とか言っちゃって。



サーヤ:そっか、収録か!2次会のテンションでした。



くるま:あんな優しい芸能人いるんだ。すごいよな。嬉しいな。



◆令和ロマンくるま、山下美月の演技に圧倒「あまりにもミューズ」



― 3本の短編映画を観ながらトークを行いましたが、その中でも特に印象的だったキャラクターは?



くるま:やっぱり3作目?(「特別な人」監督・脚本:今泉力哉)あの方がちょっとすごすぎて…(遠くで取材を受けている山下美月(川端智子役)の方を指しながら)。今泉さんの作品はもちろんもともと拝見していましたし、世界観もなんとなくわかったうえで観ていく部分があったんですけど、あまりにも(山下が)ミューズすぎて。え?ドンピシャすぎない?と。綺麗だなという部分ももちろんそうですけど、それ以上に、もとからこういう役みたいな人なんじゃないか?という、勝手なワクワク感があるぐらい、エグかった。



サーヤ:説得力がすごいよね。



くるま:そのときは、自分の中でいい映画観てるな~という空気になったんですよ。でも、周りの皆さんを見たら、内容があまりにもすごくて「これどういうこと?」って(笑)。



サーヤ:そうそう(笑)。



くるま:みんなの流れ無視で「山下美月すげえ」となっちゃいました。あれはすごかったです。



◆ラランド・サーヤ「一番ムラっとするのは…」



サーヤ:シチュエーション的に一番ムラっとするのは1作目(「恋人になれたら」監督:山中瑶子/脚本:今泉かおり 今泉力哉)だと思います。女性のバイオリズムと重なったら多分子宮恋愛しちゃうと…



くるま:やめなさい。



サーヤ:やっぱり1作目の出会い方、育み方、あと付き合えなさ、一番ちょうど良く描いていたな、と。みんなの経験値のアベレージが出ている。



くるま:確かにな、1作目が一番あるある、スタンダードみたいな感じ=一番マスってことだけど、そうなってるのがおかしいよ(笑)。ああいう話がそれだけ存在しているっていうのはすごい話よな。



サーヤ:自分じゃなくても他人から聞いたとかで、全国民当てはまるんじゃないかな?って思いました!



くるま:あるある。



◆ラランド・サーヤ「セリフが聞こえないぐらい」共鳴しすぎた瞬間



― MCの方々の恋バナも見どころかと思いますが、お互いのトークで驚いたことなどはありましたか?



くるま:2作目(「結婚学入門」(監督:今泉力哉/脚本:今泉かおり・今泉力哉))のところでYOUさんとサーヤが本当に共鳴しすぎていて。共鳴しすぎてあんまり映像を観ていない時間がありました(笑)。



サーヤ:セリフが聞こえないぐらいの時間あった。



くるま:「これはこのパターンだ!」とか。



サーヤ:「これはもうセフレでいいです!」とか。



くるま:だってもう途中からスポーツみたいに応援してた。男性のキャラクターをすぐ見抜かれていてね…。



サーヤ:逆に私は、(くるまがYOU&サーヤと逆の意見であったことに)そうなんだ、と思っていました。



くるま:ある男性の役を極悪人みたいな扱いをして(笑)。



◆くるま&サーヤが考える“境界線” 恋人になるためのマスト事項



― ズバリ、恋人とセフレの境界線はどこにあると考えますか?



くるま:やっぱり「告白する」。昔はそれしかなかったと思うんです。お見合いしかなかった頃から、自由恋愛が始まって、交際を申し込んで、お付き合い、となったはずなんですけど、いつ頃からか、“(告白を)言っていないけど付き合っている”みたいなことをかますやつが出始めてね…。



サーヤ:アメリカみたいなね。



くるま:で、憧れ出して、そういうのに取り組み出したことでちょっとおかしくなってきて。なかなか約束なしでお付き合いするのは難しいですから。僕含め初心者の方は大人しく「付き合ってください」と、言わないといけないですよね。



サーヤ:答え出てますよね、ずっと。



くるま:でも、友達とかから「それ(告白)言わないのがいいんじゃん」「うちはそれ(告白せずに)で安定してるけどね」みたいな話を聞いちゃうと、「じゃあ私も・俺もそうしなきゃいけないのかな」みたいな同調圧力が軽くあると思うんです。でも大抵の場合は(告白をしないと)無理でしょ…。



契約がなくても、友達としても成立するぐらい気があって、離れない2人だったら、そういうお付き合いの仕方もあるかもしれないですけど、考え方が違って、付き合っている環境も違うんですから、恋人になりたかったら告白は必要ですよね。まあ、この番組はその状態について考える番組なので、あえて引くとしたら!



サーヤ:不都合だから告らないだけなので…。本気で「好き」「この人と寄り添いたい」「人生を共にしたい」と思う人は告白してくれるから。



くるま:そうね。よほどのことがない限り、告白はするからね(笑)。



◆くるま&サーヤが分析 セフレは良い?悪い?



― そもそも「セフレ」というものは良い関係か、それとも悪い関係なのでしょうか?



サーヤ:決して悪くはないじゃん?



くるま:外から決めつけられるもんじゃないんでね。自分が決めるもんですから。



サーヤ:でも遅効性の悪さもあるというか…。



くるま:遅効性、毒のときにしか言わないよ。



サーヤ:だらだらやっちゃったな、と罪悪感になりかねない。自分の首を絞めかねない存在でもあります。



くるま:ありますわな。でもそれも経験ですわな。



サーヤ:でもそれも気持ちいいの。きっぱりセフレできている人はめっちゃかっこいいですけどね。



くるま:性に関する話だからちょっとタブー感があるとか、どっちかに正解があるような風潮もあるけど、それってお仕事とかの面でも通じていて、そんなにやる気ないけど働いちゃう新卒の会社…とかもあるじゃないですか。分解していくと要素としては同じことなんですよね。一個一個の決定ができずに次のステップに進めないでいる状態を甘んじて受け入れるかどうかみたいな話なので。そこまで考慮したうえで考えると、セフレを「悪い」と言ってしまうのは残酷ですよね。どのケースでも当てはまるので、仕事においてもどんな関係性においても、悪いこととは言い切れなくて、本人が次に進みたいとか思ったときに選べるべきなんです。



ただ、大抵の場合は沼るものなので気を付けましょう、ということ。セフレ的な関係性の自分のことを責めるのは生産的じゃないのでやめましょう、ということ。



サーヤ:取り扱い注意の注釈付きですね。



くるま:セフレ状態を悪としてしまうと、「悪じゃねえし!」とむきになって、全部の現実から目を背けるんです。でもそれが一番意味がないから。いろいろ柔軟に考えていきましょう。



◆くるま&サーヤ、セフレを切りたかったら「『ごちそうさまでした』って思えばいい」



― その立場から抜け出したい方に伝えるとしたらどのような言葉を贈りたいですか?



サーヤ:やることやったなら、「ごちそうさまでした」って思えばいいです。とにかく「私は遊ばれてる」とは思わなくていい。「ごちそうさまでした」、「いただきました」、「結構なお点前で」という感覚でいたらいいと思いますね。お互いにメリットがあってやっているので!



くるま: そうですね。そういった方は“損をしたくない”みたいな感情が強い人が多くて、そうなっちゃうのは、多分「付き合わなかったらここまでの期間が無駄になっちゃうから、付き合えるまで粘ろう」みたいなこと。ビジネスとか勉強とかも全部一緒なので、自分で決めて損切りするしかないです。…絶対ね、月並みの表現にはなるけど他の人いるからね!本当にそれに尽きるんだよな。



サーヤ:でもその最中は気づかないんだよね。



◆令和ロマンくるま、セフレ=部活「好きでもなくてだらだら…」



― 恋愛やセフレ事情とお仕事や勉強で共通して考えられることも多いですね。



くるま:別に恋愛だけが特別な人間の活動ではないじゃないですか?すべて普通の活動の一環だと思うんです。僕も中高男子校で女性に慣れていなかったので、結構特別視してしまいましたけど、別に部活だろうが勉強だろうが、学校レベルで言ったらもう全部共通する人間の活動の中でできることではあるので、特別に捉えず一つずつ考えたらいいんです。



サーヤ:そうなんだ。



くるま:そうじゃないですか?だって、セフレみたいに部活やってる奴もいるじゃないですか。スタメン落ちしちゃったり、掛け持ちしていたり、別に好きでもなくてだらだらだらだらサッカー部やるとか。



サーヤ:とりあえず入ってるけど…みたいなね。



くるま:一生懸命やってレギュラーになれない、とかならいいけど、だらだらやり続けるんだったら、勉強するなり、自分の趣味広げる活動しながら、趣味でサッカーやればいいみたいなことじゃん。それってセフレ状態じゃない?



サーヤ:サッカーに対してセフレ状態(笑)。



くるま:そうそう。好きでやって真剣に付き合って別れちゃう、というのと、スタメンになったけど全国大会には出られないという人もいるわけですからね。



◆くるま&サーヤの夢を叶える秘訣



― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、あらゆるメディアでご活躍されているお二人の「夢を叶える秘訣」を教えてください。



サーヤ:「努力」です。



くるま:出た。早くて強いやつ。僕は「運」です。



サーヤ:でも運も努力のうちですからね。



くるま:やめろ!その組み合わせが一番しょうもない。でも、自分の中で思うのは、どれぐらいの客観視ができるか、ということじゃないですかね。自分がどれぐらいできそうかはなんとなくわかると思うんです。やっぱサッカー部になりますけど、



サーヤ:やめて、もう(笑)。



くるま:なんでサッカー部じゃないのにこんなに例えが出てくるのかわからない(笑)。サッカーをやっていたら、メッシになれるのか、日本代表になれるのか、とかの規模の夢を持つこともありますが、高校、大学とかに進んだときに「無理だな」となることもあると思うんです。でも「J2でもやりたい」と客観視して、どうするか決断した結果、J2の選手になったら、それを夢が叶ったと言うじゃないですか。他人からは「あの人日本代表まではいってないからな」と言われることもあるかもしれませんが、これは夢が叶っているんです。



別に夢はでかくなきゃいけないわけではないので、自分を客観的に見て、そのサイズに合わせてやるというのが大抵の人にはいいんじゃないですかね。でっかい夢を叶える人は何も考えなくてもできちゃうから。



サーヤ:全部今の消して、「努力」です!



くるま:だめだめ(笑)。救いがないから。努力で叶う人は勝手に叶ってんだけど、あえて言葉にするのは、そういうサイズの変化を意識することだから。



サーヤ:努力一本。



くるま:愛情イッポン!みたいに言うな。



サーヤ:血、汗、涙。



― 貴重なお話ありがとうございました。



(modelpress編集部)



◆令和ロマン・高比良くるまプロフィール



1994年9月3日生まれ、東京都出身。慶應義塾大学のお笑いサークルで松井ケムリとコンビを結成。「M-1グランプリ」2023年、2024年で優勝し、史上初の連覇を果たした。来年5月16日には単独ライブ「RE:IWAROMAN」をKアリーナ横浜にて開催する。



◆ラランド・サーヤ プロフィール



1995年12月13日生まれ、東京都出身。上智大学のお笑いサークルでニシダとコンビを結成。大学卒業後は広告代理店に就職し、会社員とお笑い芸人の兼業を続け、アマチュアながら「M-1グランプリ 2019」で準決勝に進出。2021年には自身が社長を務めるラランドの個人事務所・レモンジャムを設立。2022年から川谷絵音らと「礼賛」のバンド活動も行っている。



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