食物繊維はレタスの9倍!

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食物繊維はレタスの9倍!平均-3.4のダイエット効果も。涼しくなってきたのに調子が戻らない「慢性的な疲れ」を改善してくれる食べ物とは?【慶應義塾大学医学部ドクターが解説】

記録的な猛暑を乗り越えた体のダメージは、秋から冬まで長引くことが少なくありません。ボロボロな体を復活させるのにピッタリな食べ物を探すため、オトナサローネは、慶應義塾大学医学部の井上浩義教授が主催するランチ会に参加しました。そこで紹介されたのが、「アーモンド」。「アーモンドが体に良い」というのは何となく知っているけれど、「どんな健康効果がある?」まで詳しい人は少ないのでは。井上先生と、登壇されていた江崎グリコ健康イノベーション事業本部の江川直さんに、アーモンドの栄養高価や商品開発についてお話を伺いました。▶涼しくなってきたのに調子が戻らない、その原因は!?<!--nextpage-->涼しくなってきたのに調子が戻らない。原因の一つは「体のサビ」今年の猛暑では夏をピークに大量の紫外線が発散され、多くの人が体に甚大なダメージを受けました。そんなダメージは秋から冬にまで尾を引き、「いつまでも疲れがとれない」「肌の調子が悪い」「気持ちが晴れない」といった心身の不調を招く原因の一つとなるのです。 こうした不調に大きく関わるのが「活性酸素」です。生きるために必要な酸素ですが、体の中に取り込まれると、一部が紫外線や喫煙、ストレスなどによって活性酸素に転換されてしまいます。「活性酸素が増えると多くの細胞にダメージを与え、酸化ストレスを生み出します。酸化ストレスとは、体がサビることです」と井上先生が教えてくれました。 酸化ストレスは、さまざまな症状を引き起こします。生活習慣病のリスク増大、動脈硬化、疲労蓄積、老化促進、免疫機能の低下、白血病、がん、アルツハイマーなどの病気や症状に大きく関わってくることが、最近の研究で明らかになっているそうです。 ▶40歳以降の急降下する「酵素の力」<!--nextpage-->40代以降に急下降。活性酸素に対抗する「酵素」の力はアテにできない!?とはいえ、体の中には活性酸素を除去する機能が備わっています。その主役が、「酵素」です。でもホッと安心するのは、ちょっと待って!酵素の力は、40代をピークに加齢とともに急降下するのだとか。「そのため、40代以降は酸化ストレスに気を付けなければいけません」と井上先生は強調します。 酵素の代わりに活性酸素を抑え、酸化ストレスを撃退するには、「食べ物から栄養を摂取するのが有効です」と井上先生。その代表的な栄養素が、「ビタミンE」だといいます。最近では美容やアンチエイジング目的として、よく知られるようになりました。ビタミンEには、活性酸素などを除去して、細胞を酸化の害から守る「抗酸化力」があります。強い抗酸化力で細胞の老化を予防してくれるので、若々しい体を維持するのにとても役立ちます。 ただし、ビタミンEの十分な効果を得るためには、毎日摂取することが必要です。なぜなら、口から摂取すると約1.5日は体内に残りますが、その後にはなくなってしまう性質があるからです。またビタミンEはすべて体に吸収されるわけではなく、2/3が便と一緒に排泄されてしまうため、吸収されるのは残りの1/3のみ。「思っている以上にたくさん摂取したほうが良い」と井上先生は指摘します。 ▶平均-3.4、なぜ痩せた!?<!--nextpage-->ビタミンE豊富な「アーモンド」に要注目!-3.4のダイエットにもガッツリ貢献酵素の力が低下する世代の読者にとって、ビタミンEは何としても摂りたい神栄養。多く含む食材は、落花生、たらこ、モロヘイヤ、アボカドなどですが、ダントツで豊富なのが「アーモンド」です。アーモンドには筋力アップに役立つタンパク質も豊富に含まれ、さらに食物繊維がレタスの9倍!まさに、美容と健康が一気に身近になる食材です。ちなみに井上先生の実験によると、被験者に6ヶ月間毎日25粒のアーモンドを摂取してもらったところ、平均体重が3.4kgも減ったそうです。アーモンドを食べることで満腹感が得られておやつの摂取が減ったこと、便通がよくなったことによる結果だと予想されています。「アーモンドは毎日摂取することで、十分な効果が発揮されます。1日あたりの摂取目安量は23~25粒です。ただし、『硬くて食べづらい』という方には、飲料タイプの商品もあります」と井上先生はアドバイスします。「食べる」「飲む」商品のどちらも手に入りやすいアーモンド。高価な基礎化粧品やサプリメントを利用する前に、気軽に試してみてはいかがでしょう。毎日続けていく中で、「近頃体が軽い」「肌にハリが戻った」なんて心弾む発見があるかもしれません。【こちらも読まれています】▶▶Amazonの先行発売で完売!伝説のアーモンドミルクとはお話/慶應義塾大学医学部井上浩義教授医学博士、理学博士。1989年九州大学大学院理学研 究科博士課程修了。山口大学医学部生理学教室助手、久留米大学医学部放射性同位元素施設教授などを経て、2008年から現職。 『からだによいオイル 健康と美容をかなえる油の教科書』 (慶應義塾大学出版会)、『知識ゼロからの健康オイル』(幻冬舎 )など著書多数。

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食物繊維にしても茶カテキンにしても過ぎたるは及ばざるが如しで、どんな良薬にも副作用は必ずある。これ飲んでたらすべてOKなんてモノは存在しないのだ。
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