値段が安くて簡単に手に入り、健康効果も高い、しかも扱いやすい。そんな野菜があると聞きつけ、オトナサローネは、村上農園と東北大学大学院医学系研究科が進める、ブロッコリースプラウトに含まれる超硫黄分子の共同研究プロジェクトの記者会見に足を運びました。ブロッコリースプラウトは、がん予防に効果を発揮するスルフォラファンが豊富で、健康成分が満載なスーパーフード。一方で、さらなるスゴイ健康効果を生み出す「超硫黄分子」が多いことも分かっています。一体何がスゴイのか?超硫黄分子研究の第一人者である東北大学大学院 医学系研究科レドックス分子医学分野の赤池孝章国際卓越教授が登壇し、分かりやすく解説されていました。【こちらも読まれています】◀◀老化は治せる病気!?美肌に血圧の安定、そしてケタ違いの抗酸化力で、40代50代がとりたい栄養素とは▶老化にブレーキをかける!超硫黄分子とは<!--nextpage-->老化にブレーキをかける!知っておくべき「超硫黄分子」が有能である3つのポイント1、細胞のミトコンドリアを元気にして、エネルギーを生み出し疲れにくい体をつくる超硫黄分子は、細胞の中にあるミトコンドリアの働きをよくします。ミトコンドリアは、体のエネルギーを作る発電所のようなものです。その働きが高まることで、エネルギーが作られやすくなり、疲れにくい体づくりにつながります。2、強力な抗酸化作用で細胞を守り、肌や見た目の若々しさを保つ超硫黄分子は、体の中でできる活性酸素を減らし、細胞が傷つくのを防ぎます。それにより、ハリのある肌や若々しい見た目をキープできます。私たちは過度な肉体的・精神的ストレス、紫外線、大気汚染などの影響を受け、あらゆる活性酸素にまみれています。活性酸素が増えすぎると、細胞のDNA損傷や脂質の酸化などを引き起こし、老化や病気の原因になるのです。3、がんや生活習慣病を抑制!?老化に関わる慢性炎症を抑える可能性も体がウィルスなどと戦うときに起こる「炎症」は、本来体を守るために必要な反応です。しかし年齢を重ねると、自覚症状がないまま体の中で小さな火事がずっと続く「慢性炎症」が起こりやすくなることが分かってきました。この「隠れたボヤ」のような炎症は、大切な細胞に少しずつダメージを与え、がんや生活習慣病、そして全身の老化を加速させる大きな原因になります。超硫黄分子には、この慢性炎症を抑制する効果があります。▶ブロッコリーの7倍!?<!--nextpage-->ブロッコリーの7倍!老化を遅らせる超硫黄分子がとんでもなく多い神食材「ブロッコリースプラウト」ここで注目していただきたいのが、代表的な野菜に含まれる超硫黄分子の含有量です。ブロッコリースプラウトを食べれば、いかに効率よく摂取できるかが分かると思います。大阪公立大学の研究グループは、野菜の超硫黄分子の定量化に成功しました。作成された、含有量ランキングは次の通りです。大阪公立大学の研究(S.kasamatsu et al. “Untargeted polysulfide omics analysis of alternations in polysulfide production during the germination of broccoli sprouts”, Redox Biology, Vol 67,2023)よりこのように、ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの7倍、タマネギの4倍も多く超硫黄分子が含まれていることが分かりました。超硫黄分子を取り入れるなら、ブロッコリースプラウトが一番の近道と言えるのです。さらに注目すべきは、スルフォラファン×超硫黄分子の最強タッグまた、先に説明した通り、ブロッコリースプラウトは、スルフォラファンが含まれていることもおすすめの理由の一つです。超硫黄分子とスルフォラファンが結合すると、さらに高い抗酸化力を発揮することが確認されています。注目したいのは、スルフォラファンが多いほど超硫黄分子も多いこと。大阪公立大学の研究グループにより、明らかになっています。村上農園のHPより上記のグラフのとおり、ブロッコリースプラウト内のスルフォラファン含有量と超硫黄分子含有量は相関関係があり、スルフォラファンの多いブロッコリースプラウトほど、超硫黄分子も多く含有する傾向が強いことを示しています。すなわち、スーパーに並ぶブロッコリースプラウトを選ぶときは、スルフォラファン含有量の多い商品を選ぶと、超硫黄分子の効果も、より多く得られることになります。▶特に栄養価が高いものを選んで<!--nextpage-->特に栄養価が高いブロッコリースプラウトの選び方、そのコツとは?スーパーでは、発芽後3日の「ブロッコリースーパースプラウト」を選ぶのがおすすめです。各メーカーのブロッコリースプラウトが並んでいますが、発芽後3日のもやしタイプが超硫黄分子含有量のピークであり、種子の約20倍もの量を含んでいることが分かっているからです。相関関係があるスルフォラファンも豊富に含まれ、栄養価がマックスの状態です。ブロッコリースプラウトは野菜なので、食べる量に決まりはありません。無理のない範囲で継続して食べることが大切です。食べるときは、加熱すると有効成分が失われてしまうので、生でそのままが基本です。刻んだりよく噛んだりして食べると、細胞が破壊されてスルフォラファンの生成が促進され、超硫黄分子の吸収効率がアップします。サラダや料理のトッピングなどに、アレンジしてみては。老化は、細胞レベルでコントロールできる時代に突入し、その進行は個人差が大きくなっています。運動、睡眠、食事の中でも根本的な老化を抑えるには、食事を見直すことが最も効果的といえるでしょう。ぜひブロッコリースプラウトを常備食材として、ご活用ください。取材協力/株式会社村上農園、東北大学大学院 医学系研究科
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