「急に蕁麻疹が出るようになった」「かゆみがひどくて眠れない」などのお悩みはありませんか?日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎え、閉経前の5年間と、後の5年間は更年期と定義されます。この時期は、さまざまな心やからだの不調に悩む女性が多いようです。更年期女性のお悩みのひとつに「蕁麻疹」があります。蕁麻疹は皮膚の一部が突然、赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。今回は、蕁麻疹の改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。出張先で突然の悲劇!皮膚のかゆみと真っ赤な腫れあゆみさん(43歳)の体験談です。「重要な会議に参加するために出張したときのことです。到着後、ホテルで突然、全身にひどいかゆみと真っ赤な腫れが出たんです」自然に治るのを待っていましたが、症状はどんどん悪化する一方でした。「かゆみを我慢できずについ掻きむしってしまって……。旅先でスケジュールも詰まっていてどうすることもできず、そのまま会議に臨むことになってしまいました」かゆみで集中できなかったあゆみさん。肝心なプレゼンも不完全燃焼に終わってしまったそうです。免疫力の低下による「蕁麻疹」イラスト/lely同行した上司に相談したところ、あゆみさんは病院を受診することになりました。「蕁麻疹ですね。慣れない環境のストレスや疲れによる免疫力低下で生じやすいので、ゆっくり休むことが大切です。あと、年齢的にも皮膚湿疹が出やすいので注意してくださいね」と医師から説明されて、かゆみ止めの薬と漢方薬が処方されました。「蕁麻疹なんて初めてで驚きました。食べ物やアレルギー以外でも蕁麻疹が出ることがあるんですね」蕁麻疹とホルモンの揺らぎ蕁麻疹は、食べ物や薬によるアレルギーのほか、ストレスや過労による免疫力の低下、ホルモンバランスの変化などが原因で生じると考えられています。しかしながら、原因が特定できない蕁麻疹も多くあります。更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)が減少するため、肌の水分やコラーゲン、ヒアルロン酸が低下し、肌のハリや潤いが失われやすくなります。また、加齢により皮脂や汗が減少するため、肌が乾燥しやすくなりバリア機能が低下して刺激に敏感になりがちです。そのため、更年期の女性は、蕁麻疹やかゆみなどの肌トラブルが多くなりやすいと考えられています。本編では、更年期の蕁麻疹について実例をお伝えしました。さらに▶▶蕁麻疹も更年期のサイン⁉突然襲ってきた「かゆみ地獄」の原因と対処法 では、対処法についてお届します。
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