子供に謝らない親って?

コメポ

「この頃の親は躾(しつけ)がなっていない」…どこでもよく耳にするフレーズです。躾とは、人間または家畜が、社会・集団のルールや礼儀作法など慣習に合った立ち居振る舞いができるよう、訓練することを指します。一方で「子どもが言うことを聞いてくれない」…これもまた、様々な家庭の親が口にする嘆きでもあります。親の言うことに信念や威厳がなければ、子どもはそれを敏感に見抜くものです。

では"親の威厳"とはなんでしょう。特に、理屈の正論が通じない幼児が相手だった場合「威厳を保つためなら、親側が間違っていても意見を貫くべき」なのでしょうか。

そこで、NewsCafeのアリナシコーナーでは「子どもに謝らない親ってアリ?」という調査を実施しました。結果とともにさまざまな意見をご紹介します。

【アリ…7%】

■うちの母親はそういう人だ。

■良し悪しは置いといて、昔は皆そうだったような…。

■謝らなければならないような事をしてはならない、が前提。

■私の両親は一度もない。

■時と場合による。子どもが生意気で大人をなめてるなら謝るな。

■いい年になっての話でしょ? 子が寛大になってやれば良し。

【ナシ…93%】

■間違っているのに謝らないのは、子の教育上良くない。

■勘違いで怒った時くらいは子どもに対して謝るべき。

■親ではなく人として当たり前。でも叱る事が出来ない親の方が最悪。

■例え相手が誰でも間違ったら謝るのは人として当然。

■あきらかに非があるのに謝らない親は、尊敬も信頼もできなくなる。

■親も人間でポカもする。ちゃんと謝ることの大切さを身で示せ。

■謝らない親を見て育つと、子どもも謝らない親になると思います。

■こういう親ホントにいや! 上司とか先輩も謝るときは謝れ!

結果は圧倒的に【ナシ派】多数。「躾のできない親」が問題視される昨今と言えども"子ども相手という理由で謝罪をしない"のは、それ以前の問題であるという意見が非常に多く寄せられました。「子どものころ、自分の不都合を認めない親に嫌気がさした」という声もあり、逆に威厳を損ねる結果にも繋がっているようです。

「子は親の背中を見て育つのです」「親しき仲にも礼儀ありでしょ?」など、ことわざに例えた意見も寄せられました。「間違ったことをしたと感じたら謝る」を実践することも、大切な躾の一手段だということですね。

[文・野村裕子]

[写・scbailey]

子供に謝らないことが威厳があるわけではない

親として子としてではなく人として過ちを認め潔く謝るのが人の道だと思う
そうゆう人って「~してやった」ってよく言いますよね。
意固地になって自分の非を認めず謝ろうとしない親は子供より子供だよな。
ウチの父が絶対に謝らない人だった。
自分がルール、自分が絶対。それは娘達が大人になっても変わらず。
で、結果的には家族全員から総すかんを食らって、3年以上連絡を取っていない。

謝らないは、威厳ではない。
ただのモラハラ。

謝らない親は、自分に自信がないのです。威厳とは、威張ったり、暴力でねじ伏せるものではない。尊敬からの威厳です。
80代の両親は、謝罪の言葉も感謝の言葉も、絶対に言わない。親は子にとって神の存在、と思っているからだ。

両親はとてつもなく大きな存在で、とてつもなく恐ろしかった。自己主張など出来る雰囲気ではなかった。もちろん48歳になった今でも関係は変わらず。

私は両親を尊敬していない。
家というきわめて小さな集合体の中で、王様のように君臨し、「井の中の蛙」 的な人達を尊敬出来ようはずもない。
親が謝らないなら

子も謝らない。

家の中ならシブシブ謝るだろうが 外じゃ言い訳三昧。

結局 「子どもは親の鑑」
『子供に謝らない親』以前に、『いけない事をした』という自覚の無い大人も大勢いるんじゃないですか?
『反発反論する事ばかりが一人前』の大人も目立ちます。

理屈っぽい人が増えたと思う。
『ありがとう』と『ごめんなさい』は基本中の基本。あと『すいません』じゃなくて『すみません』だろ、といつも思う。
小さい頃から徹底的に躾をしないと急にできるものではない。
私の母親も人の間違いや失敗にはしつこく言う癖に、謝らない人です。日頃話していたことも、自分の立場が悪くなると分かると「しらない、聞いてない」と言い出し、嘘の涙まで流します。幼い頃「何回も『お母さん』って呼ばなくても一回呼べば分かる」と言われ兄弟して気をつけていたが「それって私に言ってるの?」と話すら聞かなくなった。そういう母親にはならないように気をつけないと!と幼心に感じましたね。挨拶、お礼、謝罪は親子間でもキチンとするべきです。

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