
祝日やイベントが少ないせいか、いまひとつパッとしない6月。"ジューンブライド"とわれても、日本は梅雨だし…と思っている人も多いだろう。それもそのはず、日本のジューンブライドはホテル業界・ブライダル業界が梅雨時期の売り上げ向上を狙って打ち出したのが始まりだというから、バレンタインやハロウィンに近いノリである。
しかし本場ヨーロッパのジューンブライドは、月名である「JUNE」だけでなく、ローマ神話で結婚をつかさどる女神「JUNO」に由来した言い伝えでもあるという。雨だろうが何だろうが縁起を担ぎたい日本人には、ピッタリなのかもしれない。
そう、結婚には愛やお金も大切だが、それ以上にきっかけや勢いが必要だ。そうでなければ人間は、忙しい日常に押し流されてしまうもの。NewsCafeのアリナシコーナーでは「仕事で婚期を逃したと思う…アリかナシか」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…29.8%】
■ソレを言い訳にはしたくないケド…あまりに出会いがなさすぎた(苦笑)。
■かつて社員だった頃、14時間勤務ほとんど休みなしだった(泣)。
■休日なしで毎日15時間働いていると恋愛する気力も残らない。
■職場の雰囲気で既婚女は辞めろという空気だったからなぁ。
■収入が少なくて相手を幸せにできないから結婚しないという意味で。
■仕事で稼いだカネで女遊びにハマったツケが…。
■30代は仕事ばかりだった。アラフィフは独身率高め。少子化の原因。
■仕事にやりがいを感じてた頃が、結婚適齢期だったのかも。
■もう仕方ないです…。
■そういう事にさせてくれよ~。
【ナシ…70.2%】
■仕事のせいにしてるだけ。要は逃げだよ。
■男運ないんだろうな…だから今も「おひとりさま」(笑)。
■その反対。結婚で仕事を逃したくなかった。結婚で辞めさせられた。
■仕事ではない。家庭の事情。
■結婚する気がなかった。
■結構早くに結婚したので。そのかわり手に職はないです(汗)。
■仕事を言い訳にしたくない。あくまで自分が選んだ道。
■婚期自体がなかった!
■この人と結婚したいと思った時が婚期なのでは。
■始めから俺に婚期ってあるのかな?
【ナシ派】優勢ではあるが、【アリ派】も決して少なくない。「資格をとるまで待ってほしいと言ったらあっさり捨てられた」「相手が2年間の出張となり、その間に浮気された」などなど…人生模様が垣間見える、様々なコメントが寄せられた。
一方で【ナシ派】からは「むしろ二十歳で結婚して、人生を賭ける仕事に出会えなく残念」「逆だわ…仕事で知り合いそのまま結婚したよ…」という意見も届いている。
今どきは結婚適齢期という言葉も廃れたが、それでもやはり、出産や育児を含めた"家族の基盤"を築くのに適した年齢はあるだろうし、そうした時期に誰も彼もが良い恋愛をできるとは限らない。とはいえ、縁は異なもの味なもの…先のことは誰にもわからないのである。
[文・能井丸鴻]
二十代後半→精神が復活した、と思ったら壊れ気味の部署に転勤で体制建て直し&ノルマの重圧。
三十路一歩手前→また転勤で肩書と責任、雑務を背負わされて、残業三昧、休出三昧で今に至ります。
旦那がほしいなんて欲は言わないけど、嫁が欲しい(笑)。