
観光地や遊園地で「ゆっくりと景色を楽しめる乗り物」といえば観覧車を思い浮かべるが、これは日本だけの話らしい。海外の観覧車は「スピードとスリルを楽しむ乗り物」であり、何周もぐるぐる回るタイプもあるというから驚かされる。ちなみに日本では全国約150基の観覧車が稼働しているが、海外仕様の"ハイスピード観覧車"であれば、ここまでの数にはならなかっただろう。また、葛西臨海公園内「ダイヤと花の大観覧車(東京都、高さ117m)」をはじめ「パレットタウン大観覧車(東京都、高さ115m)」「コスモロック21(神奈川県、112.5m)」「天保山大観覧車(大阪府、112.5m)」など、100m超の大観覧車も多い。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「ひとりで観覧車に乗る…アリかナシか」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…25.8%】
■OKでしょ!! 観覧車は遊園地だけじゃないから!!
■ひとりで乗って、ひとりで歌う。最高です!!
■そういう気分の時もあるよね!
■近くにあるからボーっと海見ながらの一周は精神的に好き。
■どこでもひとりで行っちゃうので。
■機会があれば乗りますよ。
■乗れというなら暇つぶし代わに乗るけどな。
■やったことはないけどアリだと思う。
■ひとりでのんびり乗ってみたい。
【ナシ…74.2%】
■ひとりではわざわざ乗りに行かないかな。
■観覧車をひとりは寂し過ぎや! 想像だけで悲しくなるわ!
■何のために?
■高さよりも寂しさと周囲の奇異と哀れみの視線が突き刺さる。
■途中で止まったら怖いから、乗らない。
■ただでさえ怖いのに、ひとりでなんて!!
■高所恐怖症なので誰とも乗りません。
■私にとっては絶叫マシンなのでひとりで乗ったら病むかも。
■今度やってみようかしら。
■あ…考えが煮詰まったときはアリかも。
結果、約4人にひとりが「ひとりで乗る観覧車、アリ!」と答えている。一方【ナシ派】の意見は「寂しいから」「高いところが怖いから」の二派に大別できたが、なかには「やったことないからナシにしたけど、気分転換に良さそう」というコメントを寄せてくれた人もいた。【アリ派】の数字はもう少し高めと考えてもよさそうだ。
また【アリ派】に寄せられた「スーパーで買い込んだビールとイカ焼きと焼きそばを観覧車で堪能したぞ」という意見には、出不精の筆者も心動かされた。歩き疲れたとき、アトラクションに疲れたとき、仕事に疲れたとき…観覧車は行楽地のオアシスであり、手軽に楽しめる空の旅なのだろう。
[文・能井丸鴻]
街中のビルにくっついてるようなのだと、なかに入ってるレストランから丸見えってこともあるからね。
平日の昼間、中年のおじさんが一人でじっと、俯きながら乗っているのを見てしまって、結構本気で心配になったことがあります。