駅員は腱鞘炎で負担だった?

コメポ

ICカード浸透した今…「切符を切るハサミの音が懐かしい」7割超

主要交通系ICカードの累計発行枚数が1億枚を超える現在。NewsCafeでは先日「電子マネーカードにチャージするとき、アナタは一回につき平均何円チャージしますか?」というアンケートが行われていた。結果、1位は「1000円」で29.8%…全体的に「紛失が怖いので、必要な額を都度チャージする」という人が多いようだ。

しかし、交通系ICカードを「紛失したことがある」という人は、いったいどれくらいいるのだろうか。ICカードは財布やカードケースに入れたまま利用できるもの…失くすとなれば財布ごと、ケースごと、ということになる。そう度々失くしていては生きていけないだろう。

つまり前述のアンケート結果は「まだ"切符"を握りしめて電車に乗っていた頃、ちょくちょく紛失していた」経験の名残ではないだろうか。人間は、長きにわたった習慣を、そうそう忘れられるものではないのである。

そんななか、NewsCafeのアリナシコーナーには「切符を切るハサミの音が懐かしい…アリかナシか」というテーマが寄せられたようだ。調査結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…73.6%】

■軽快なリズムで流れをほとんど滞らせず。今思えば、一種の職人芸でした。

■懐かしい! あの音とてもいいわよね!

■東京の一部ではそれぞれの駅ごとに形も違った。

■地方のローカル線では現役で残ってるよ~。

■列車だけでなく昔はバスも車掌さんが鋏を入れていた。

■あれ子供の頃憧れてね、切符セットのオモチャのハサミ嬉しかったなぁ…。

■名人芸のようだった。もう見られないね。

■なんか風情があった。

■切る前にカチカチッとやるのが好きだったな。

■切符の厚みも懐かしい…。

【ナシ…26.4%】

■あまり電車に乗る事がないからナシ。

■記憶にないなぁ。中川礼二のモノマネで何となく?

■懐かしいけど音は覚えてないです。今でもやってるんですね(驚)!

■田舎は昔から車社会。学生は自転車かバスです。

■あれは駅員にとっては腱鞘炎になるなど大きな負担だった。

■あの音よりも硬券の方が懐かしい。

■耳に残るほど電車に乗ってません。

■懐かしさを感じる程の記憶もない。

■そんな大昔のモノは知らん(笑)。

■みたことない!!

結果は【アリ派】7割超。「懐かしい!」「ノスタルジーを感じる!」「もう一度見たいな」「憧れてたなぁ」などのコメントが相次いだ一方、【ナシ派】は「懐かしさを感じるほど記憶にない」「知らん」と冷ややかだ。10代から50代以上まで幅広いユーザー層を誇るNewsCafe…これはあからさまな"世代の差"だ。

JR東日本が管内で「Suica」対応サービスをスタートしたのは2001年の事だが、「磁気乗車券用改札機の実用化」となると1970年代初頭まで遡る。20代はもちろんのこと30代すら、生まれ育った場所によっては"あのハサミ"の記憶はないだろう。

ちなみに"あのハサミ"、名前は「改札鋏(かいさつきょう、かいさつばさみ)」というそうだ。筆者にとっても非常に懐かしいものだが…上記コメントに見られる「硬券」を手にした記憶はない。硬券とは、硬い厚紙で作られた乗車券のことで、自動券売機の普及により廃れたものだとか。うーん、時の流れを感じさせるテーマである。

[文・能井丸鴻]

改札の駅員は凄いです、その昔メトロが営団と呼ばれていた頃、ラッシュ時一瞬でキセル客を見つけて追いかけた、凄いです。
自動改札の導入時でさえ、駅員の仕事を奪うなと揉めてたのに。

あの頃が懐かしい。
あのカチャカチャって音、大好きでした。駅に来たんだ、これから電車乗るんだ~っていう子供の頃のワクワク感もありましたし。
切符を切った切り口は色んな形がありましたよね。雑踏の中、駅員さんのカチャカチャと小気味良い音で毎日通り抜けた改札口。色々な思いで駅をあとにしたっけ‥。
宮崎へどうぞ。改札は2つ。駅員さんが、ハサミではないけどスタンプ押してくれます。この秋に初めて自動改札が導入予定。今までカードは使えませんでした。
忙しさのあまり、猫の手も借りたかった?

猫の駅長は寝てばかりでした。
紙だけの切符は100%人力改札。
磁気記録式切符なら、人力改札と自動改札のどちらにも対応できるので、わりと長く共存してきましたね。
ICカードだともう物理的な切符が存在しませんから、改札係との刹那の攻防、といった風景はもう見られないでしょう…。
子供の頃に一番やりたかったのは切符売り場で硬券に日付を打つ機械に切符を通す姿が何故か羨ましい、自分もやってみたいと思ってました。と、言うか子供の頃はあの機械が何なのかがわかってなかったのですが。
たしか昔、何処かの音楽大学の学生が、あの鋏のリズムを論文で分析していた。
昔の定期券は、大きな日付スタンプだった。国鉄のストがあった頃、振替輸送もない田舎は、その日数分、二本線で期限を延長してくれた。懐かしいな…

page top