
【相談者:30代女性】
新卒からずっと同じ銀行で働いています。
周りも独身女性ばかりだったためあまり危機感もなく気が付いたら30代でした。
婚活パーティーに行きましたが、自分がいいなと思う人とはマッチングせず。どうしたらいでしょうか?
●あなたにとっての「いい男」はどんな人?誰かに自慢できる相手をさがしていない?
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
ご相談にくる方で、金融機関勤務という方とても多いですよ。
真面目でいい大学を出ている方も大勢おりました。
大学受験、就職活動ではいわれたことをやって無事に合格や内定を勝ち取りましたね。
そんなあなたがなぜ、婚活ではうまくいかないのかを説明します。
●(1)言われたことしかやらない
親、先生の言うことを守ってきた「いい子」 なあなた。
しかし、恋愛については言われてこなかったですよね。
恋愛は親も学校も教えてくれません。
「いい子」すぎると自分で考えて動くこともしないけれど、銀行の仕事も言われた仕事内容をこなすことが主なため自分で「〇〇したい」と主体性を持って動くことがなかなかできなくなっている のです。
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●(2)実家暮らし率が高い
ご相談者の多くは20代後半から30代の銀行員の方。
内勤の場合、住宅補助が出ず自宅から大学に通う学生を優先して採用します。
その結果、職場の同僚が全員実家暮らしという状態になってしまう……。
『うちの銀行は40代、50代でも独身実家暮らし女性がいるので全然自分が幼いって気が付かなかった』
『私は一人暮らししていたけれど周りはどんなに遠くても通ってきてました』
という話をよく聞きます。
ところが、彼女たちが「いいな」と思う経済力がある男性はほぼ一人暮らし。
やってもらうことが当たり前の実家暮らし女性をわざわざパートナーに選びません。
まずは一人暮らしをはじめましょう。
●(3)大型連休で海外旅行
年に最低1回は長期休暇が取れる銀行員。
実家暮らし独身女性ならばこの期間にドーンと海外旅行に行くという方が多いです。
楽しいでしょうね~。
実家暮らしで使える金額は多いのだからアメリカもヨーロッパもドバイも行けるでしょう。
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自分へのご褒美が年々豪華になっていく。
金がかかる女に見えているけれど、自分の力で稼いでいるわけじゃない。
一人暮らしよりも旅行。
自立より娯楽優先の生活なのです。
●(4)自分を棚に上げ男を見る目が厳しい
周りの外回り銀行員男性の給料が高いことは知っています。
学歴があり、就職活動でも人気の銀行員になれたので、これまでは狙ったものは割と手に入れることができたのでしょう。
高給取り・高学歴が周りに多く、男をジャッジする基準が高くなりすぎている。
でもそんな男性から見たら自分がどんな女性なのか、そこが分かっていないのです。
若さもない、転職できるキャリアがあるわけでもない、ファッションは保守的で地味め、会話のユーモアセンス、知性、どれもパッととびぬけたものがないのです。
●(5)勉強や調べて解決しようとして動かない
真面目で勉強ができた方が多いのではないでしょうか。
銀行はよく資格試験もあるので、勉強好きな方には向いている職場かもしれません。
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しかし、恋愛は人が恋に落ちる仕組みを理解したからといってできるものではありません。
嫌われる勇気も持って人とリアルに接していかなければ交際に発展するわけがない。
男心なんか調べようとしないで、「男心が分からないから教えてほしい」 といえることのほうがずっと効果的ですよ。
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ひょっとすると、今の職場を選んだきっかけも親が喜ぶからではなかったでしょうか?
「いい職場」「いい大学」「いい進路」と誰かが言うことを鵜呑みにしてその通りにやってこなかっただろうか。
今も世間がいう「いい男」を自分にとってもいい男だと勘違いしていませんか?
銀行員に限ったことじゃないけれど、親に紹介できる男や、他人に自慢できる男を探すことで自分を見失い疲弊している女性は多いです。
今、出会いがないともがいていることは、私はいいことだと思います。
自分がどんな人間なのか、何がしたいのか、どんなことが向いているのか、ずっと避けていた自分と向き合うことが今こそ重要です。
●ライター/菊乃(遅咲き姫専門家)
恋愛.jp