
続々と二世タレントが誕生している芸能界で、今度は俳優の浅野忠信と歌手のCHARAの長男でモデルの佐藤緋美(さとう・ひみ)が俳優デビューするという。佐藤は10月7日開幕の舞台『書を捨てよ町へ出よう』(作・寺山修司)で、演技未経験ながら初主演するというから驚きだ。
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映画やドラマのようにカット割りのない舞台は、より演技力を求められる。それだけに、インターネット上では《いきなり主演ってどんな待遇だよ》、《まさに宣伝ありきの配役ですね》などと、二世タレントの“ゴリ押しぶり”に非難が集まっている。
「演出家の藤田貴大は『オーディションでムキ出しだったから』と、佐藤を抜擢した理由を説明しています。しかし正直、佐藤を主役にすることによる宣伝効果を見越しているのは間違いありません。彼自体の知名度はともかく、両親の名前は知れ渡っています。浅野とCHARAの関係者だけで、かなりチケットが売れるのではないでしょうか」(芸能記者)
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演出家の藤田が二世タレントを抜擢したのは佐藤が初めてではない。2015年にも同じ演目で、俳優の村上淳と歌手のUAの息子、村上虹郎を、こちらも舞台初出演ながら主演に抜擢している。
「村上の場合は舞台初出演といっても、前年の第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で公式上映された、河瀬直美監督の『2つ目の窓』で主演を務め、高崎映画祭の最優秀新人男優賞を受賞した経験があります。村上はその後、数々のドラマや映画で活躍していますから、舞台への抜擢は大成功だったと言えるでしょう。今回も同じように佐藤が俳優としてブレイクするきっかけになればいいのですが、演技に関しては未知数ですね」(舞台関係者)
浅野とCHARAは息子を溺愛
浅野とCHARAは2009年に離婚済みだが、ふたりとも息子への寵愛ぶりはかなりのものだ。浅野は昨年4月に親子で原宿ラフォーレの看板に登場した際も、自身のツイッターで自慢げに報告。CHARAに至っては、自身のアルバムにたびたび緋美をドラマーとして参加させ、テレビCMでは共演して歌声まで披露している。
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娘と息子とラフォーレの看板やってます!(^o^)! pic.twitter.com/jY6ZaR1XQX
— 浅野忠信 ASANO TADANOBU (@asano_tadanobu) April 14, 2017
競争の激しい芸能界で“使えるものはなんでも使う”という姿勢は、ある意味間違ってはいないのだろう。だが、自分に実力がなければ最終的に誰も応援はしてくれない。佐藤が親の“ゴリ押しタレント”と言われないためには、10月の舞台で実力を見せるしかない。
まいじつ
お金払って見に行く演劇ファンナメてんの?