小林薫&市原隼人&戸塚純貴ら「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」

コメポ

小林薫&市原隼人&戸塚純貴ら「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」出演

菅田将暉主演の新ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に、小林薫、市原隼人、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、佐藤大空の出演が決定した。



本作は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、脚本・三谷幸喜の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。



1984年は、経済の安定成長期からバブル経済期への移行期にあたる時代。数年後、日本は未曽有の好景気に溺れていく。好景気に浮き足立つ世相の一方、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、時に恋模様も。不器用ながらも、生きることに一生懸命な人間くさい人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた1984年という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描いていく。



三谷脚本作品初参加となる小林が演じるのは、渋谷のジャズ喫茶「テンペスト」のマスター・風呂須太郎。主人公の演出家・久部三成(菅田将暉)も来訪するが、ついつい演劇論を熱く語ってしまう。市原が演じるのは、こわもてで寡黙なとある劇場の用心棒・トニー安藤。



戸塚は大瀬六郎という交番勤務の純情警官を演じ、渋谷の風紀を見守る。三谷脚本作品初参加のアンミカは、ダンサー・パトラ鈴木。三谷脚本作品常連の秋元は、毛脛モネというダンサーを演じる。毛脛モネはシングルマザーで、朝雄という一人息子が。その朝雄は、「ライオンの隠れ家」の佐藤が演じる。



また本作の15秒の予告編が10日(水)の夜、地上波初公開。久部がとある場所でゆっくりと紫煙を燻らす短い映像だが、作品のテーマ、キャラクター像、世界観がぎゅっと凝縮されている。この日を皮切りに、楽曲違いの予告編が複数パターン放映予定だ。



コメント

小林薫

1980年代の演劇界のシーンに、何やら訳知りな謎めいた役での出演でした。たくさんの“多種多才”な出演者に混じって、楽しく参加することが出来ました。年齢を重ねる中で、才能ある人たちに囲まれて、ボクも少しはアップデートできたのかなと感じた時間でもありました。作品にはホントに感謝しています。



市原隼人

この度、敬愛する三谷幸喜さんの世界に参加させていただけた事を心より嬉(うれ)しく思っています。自分自身も人生を預けている役者、芝居、演劇の世界が描かれている物語に埋没できる喜びは計り知れませんでした。登場人物の役者が必死に泥臭く生きながら見る儚い夢に心を奪われ、とにかく作品に夢中になりました。

私たちは一つ一つの作品に命を懸けています。そんな想(おも)いが時に面白く笑えたり、時に美しかったり、時に泣けるほど切ない姿をお楽しみください。

出演者の皆様は底がないほどに温かな人間愛があり、個性豊かな人間が集まる現場に向かうのが楽しみで仕方ありませんでした。菅田将暉や神木隆之介とそれぞれ15年や20年ぶりの再会は、親心のような思いで微笑(ほほえ)ましかったです。この真っ直ぐな2人の為に何かできるなら、何かを失うことも苦じゃない。と、思わせてくれた2人と縁をいただけた事にも心より感謝しています。



戸塚純貴

80年代の渋谷とシェイクスピア。水と油のような作品ですが三谷さんの手に掛かるとシェイクスピアの悲喜劇がネオンの下で踊り出します。この激動の時代を生き抜く愛すべき人たちとこの渋谷の風紀は警察官として私が命に変えてでも守り抜きます。この街のお巡りさんとして最後まで絶対に職務を全う致します。観(み)てくださる皆様と共に、笑って泣いて驚いて、一喜一憂できたら幸いであります!



アンミカ

53歳で初の連ドラレギュラー出演を、憧れの三谷幸喜さんの脚本で、尊敬する役者の皆様と共演させていただき、人生観が変わるようなこの経験に心から感謝しています。

菅田将暉さんをはじめ先輩方や監督、スタッフの皆様から、本当にたくさんのことを学ばせて頂きました。昭和好景気の時代背景のエネルギーが相まって、現場は楽しさとエネルギーがぶつかり合い、心地よい緊張感に満ち満ちていました!今も“もしがくロス”です(笑)。

そんな中、1984年当時のワクワクを思い出しながら、皆の姉御的存在のダンサー・パトラ鈴木を演じさせていただきました。人間のどんな凹凸や個性も愛せるようになり、人って皆それぞれに一生懸命生きていて、そしてお茶目な存在なのだと思える、誰かの苦悩や誰かの笑顔に、心に力がもらえる群像劇です!昭和の街並みを再現した美術セット・ファッションなども必見です。

ぜひ、ぜひ、ぜひ、ご覧下さい!



秋元才加

この度、シングルで子供を育てるダンサー、毛脛モネを演じます、秋元才加です。キャストもセットもスタッフさんもスケールが大きすぎる現場で、日々緊張と喜びの連続でした。一致団結してシーンを作っていこうという熱量とチームワーク、忘れられません。劇場の作り込みも素晴らしく、AKB48で活動していた私にとって、WS劇場の存在が心を落ち着かせ、励ましてくれる場所でもありました。1984年には、私はまだ生まれておりません。演劇やお芝居を通じて、多種多様な人々が交わっていく姿。あの頃の日本を令和の時代に振り返って何を感じるのか。沢山の方に観て頂きたいと思います。

私の毛脛モネという名前にもきっと意味があるはず…。



佐藤大空

役が決まってうれしかったです!僕は昭和を知らないので、ズボンに洋服を入れるのが面白かったし、昔の遊び道具で遊べたのが楽しかったです!昭和にタイムスリップしたみたいでした!



プロデュース・金城綾香

三谷さんと相談しながら、登場人物をひとりひとりキャスティングするお仕事は、本当に楽しかったです。小林薫さんは寡黙なだけでなく、チャーミングさと厳しさを併せ持つ魅力的なマスター・風呂須に仕上げてくださいました。市原さんはトニーを、身体中の血液が沸騰しそうなほどの危うさを持ちながらも、どうも憎めない愛らしさを持った役にしてくださいましたし、戸塚さんは昭和な雰囲気漂う、もみあげをしっかり生やしたキュートなお巡りさん・大瀬を、アンミカさんはご本人の周りの方への愛情がそのまま役柄にも反映されたような情に厚い肝っ玉姉さんのパトラをしっかり演じてくださいました。秋元さんは母親の強さと弱さを併せ持つモネを繊細に、そして、大空君はそんな母親と肩を寄せ合いながら生きている朝雄を素晴らしい演技力で演じていただきました。ぜひキャラクタービジュアルと共に、物語を想像しながらオンエアの日をお待ちいただきたいです。



「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は10月1日より毎週水曜日22時~フジテレビにて放送(初回30分拡大)。

シネマカフェ編集部

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