
長年連れ添った同性パートナーの死後に直面する問題を描き、第74回ベルリン国際映画祭にて優れたLGBTQ映画に贈られるテディ賞を受賞した『これからの私たち - All Shall Be Well』が12月13日(土)より日本劇場公開が決定、公開応援クラウドファンディングが本日10月17日(金)より始動。渋谷ジェンダー映画祭クロージングとしての上映とレイ・ヨン監督の来日も決定した。
香港で暮らす60代のレズビアンカップルのアンジーとパットは、長年支え合って生きてきた。しかしパットが急死したことで、葬儀や遺産を巡って、それまで良好な関係だったパットの親族とアンジーの間に溝が生まれてしまい…。
長年連れ添った同性パートナーの死後、法的に家族と認められないがゆえに「遺産」と「居場所」を巡る問題に直面する女性を描き、昨年の第74回ベルリン国際映画祭テディ賞を受賞した本作。
「不公平な社会への、静かで、力強い異議申し立て。その訴えは、観る者の心を離さない」(ーScreen Daily)と高い評価を得た。
この度、解禁されたティザービジュアルは、主人公のアンジーとパットが穏やかな表情で寄り添う1枚。40年という長い年月を共に過ごしてきた2人の親密な時間と、本作を貫く静かなトーンを伝えている。
クラウドファンディング始動&渋谷ジェンダー映画祭で上映
本作の日本公開をより多くの方に届けるため、10月17日(金)17時より配給宣伝費を募るクラウドファンディングをMotionGalleryにて開始。リターンには、マリフォー(公益社団法人Marriage For All Japan)への寄付が含まれるチャリティ前売券や、パレットーク編集の公式パンフレットなど、本作ならではの特典が用意される。
さらに、11月には渋谷ジェンダー映画祭での上映が決定。
2015年11月5日に渋谷区が全国に先駆けて開始したパートナーシップ制度が10周年となる本年、その記念すべき渋谷ジェンダー映画祭のクロージング作品として本作が11月16日(土)に上映。これに合わせてレイ・ヨン監督の来日も決定した。
11月16日(土)の上映後には、レイ・ヨン監督、中川重徳氏、おおともかぐみこ氏をゲストスピーカーに迎え、オリビエ・ファーブル氏をナビゲーターとしたトークセッションが行われる。
『これからの私たち - All Shall Be Well』は12月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
シネマカフェ編集部