世界の都市総合力ランキング…東京2位、初のNY超え

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世界の都市総合力ランキング…東京2位、初のNY超え

 世界の主要都市を、経済や研究・開発、文化・交流など6分野で多面的に評価した「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」が、2025年12月17日に発表された。総合順位は、1位がロンドン、2位が東京、3位がニューヨーク。東京がニューヨークを上回ったのは、調査開始以来初めてとなる。



 GPCI(Global Power City Index) は、世界の主要都市の「総合力(魅力)」を評価・比較するランキング。経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野で評価し、順位付けしている。



 総合順位は、1位「ロンドン」、2位「東京」、3位「ニューヨーク」、4位「パリ」、5位「シンガポール」、6位「ソウル」、7位「アムステルダム」、8位「上海」、9位「ドバイ」、10位「ベルリン」。



 ロンドンは14年連続で首位を堅持した。2016年から9年連続で3位だった東京は、経済分野の順位が低下する中でも、居住分野で1位、文化・交流分野で初の2位、環境分野で7位に上昇するなどスコアを大きく伸ばし、GPCIの調査開始以来初めて、ニューヨークを超えた。一方、ニューヨークは全都市の中で、もっともスコアの下落幅が大きく、2012年から維持してきた2位の座を明け渡す結果となった。



 4位のパリもスコアをさらに伸ばし、ニューヨークとの差を縮めている。5位のシンガポールは安定した推移を示す一方、6位ソウルがその背後に迫る。上海はドバイとベルリンを上回って初めて8位にランクインした。



 GPCIは、森記念財団 都市戦略研究所が2008年から毎年発表。順位だけでなく、ランキングの構成要素を分析することで、変わりつつある世界の中で、各都市がどのような強みや弱み、課題を有しているのかを詳細に把握することができる。



◆世界の都市総合力ランキング

1位「ロンドン」

2位「東京」

3位「ニューヨーク」

4位「パリ」

5位「シンガポール」

6位「ソウル」

7位「アムステルダム」

8位「上海」

9位「ドバイ」

10位「ベルリン」

川端珠紀

感覚的には、東京の力が増したというより他の都市の力が下がった。
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