学生の3割超「わからない問題は自分で考える前にスマホで検索」

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学生の3割超「わからない問題は自分で考える前にスマホで検索」スクールIE

 個別指導塾「スクールIE」は2026年2月19日、頑張っているのに成果が出ないといった「もったいない努力」の実態調査の結果を発表した。「ノートをきれいにまとめる」「書いて覚えず、眺めるだけ」など、実は成績向上につながりづらい学習の実態が明らかになった。



 「もったいない努力あるある調査」は2026年1月7日から2月3日にかけて、全国の小学3年生~高校3年生1,000名、小学3年生~高校3年生の子をもつ保護者1,000名、スクールIEの教室長・講師1,036名、合計3,036名を対象にインターネットで実施した。



 学生・保護者を対象に、「自分(または自身の子供)にあった成果につながる努力の仕方(勉強のやり方)をわかっているか」を聞いたところ、全体の約6割が「わかっていない」と回答した。学年別にみると、低学年ほど顕著な傾向となり、小学生では学生の68.5%、保護者の66.5%が「わかっていない」と回答。学年が上がるにつれて割合は減少するものの、半数以上が自分に合う努力の仕方が見つけられていないことがわかる。



 また、学習への認識・考えを聞いたところ、「『苦手』と思ったことはチャレンジせずに避けてしまう」が学生42.4%、保護者42.6%でいずれも最多となった。苦手に向き合う前に回避してしまう学習姿勢が家庭内に広がっていることが推察される。



 学習計画については、「宿題を提出直前にまとめてやっている」が学生37.5%、保護者37.1%で最多となった。学年別にみると高校生の25.0%が「テスト勉強を一夜漬けでやっている」と回答していることから、短期詰め込み学習の傾向がうかがえる。



 学習法では、「ノートをきれいにまとめただけで勉強した気になってしまう」が学生39.1%で最多となり、ついで「問題の解き方をそのまま丸暗記しているだけで、数字や出題形式が変わる問題(応用問題)になると解けなくなってしまう」が学生33.9%、「単語や公式はノートに書かず、見て(読んで)覚える」が学生29.7%と続く。



 最後に、「学習時のスマホ・タブレット利用や習慣」について聞いたところ、「わからない言葉や問題があると、自分で考える前にすぐ検索する」が、学生34.8%、保護者34.4%で最多となった。ついで「動画を見たり音楽を聴いたりしながらの『ながら勉強』で集中できていないことが多い」は学生28.5%、保護者32.8%。「解説動画を見ただけで満足し、自分で問題を解く(手を動かす)ことをしていない」は学生23.7%、保護者18.1%という結果になった。



 スクールIEは「自ら思考するプロセスを省略し、安易に正解のみを求める効率重視の学習習慣が広がっていることがわかる。こうしたツールと自らの頭で考えるプロセスと組み合わせることこそが、着実に成果を積み上げるために大切なこととなる」とまとめている。

中川和佳

昔は「答えを見るのは先生の特権」なんてことを言ってたけどひとつの問題に時間をかけて考えるのは若さの特権である。「数学は記憶だ」なんて今は精神科の偉いヒトが言い出したけど、タイパの時代だからしょうがないのだろう。ノートは自分だけが分かればいいのでメモや記号、イラストばかりでノートを見せて❤️という女の子を遠ざける効果があったな。
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