さんきゅう倉田です。東京大学経済学部4年です。今回は、東大生のAIへの向き合い方を紹介します。東大生とChatGPT東大生は毎日生成AIを使っている。3年前、筆者が東京大学に入学してすぐ、ChatGPTが使われ始めた。その頃はまだごく一部の学生しか使っていなかったし、何に使っていいかもわからなかったので、これほど流行るとは思っていなかった。当時、先んじて使用している学生に、「何ができるの?」と聞いても「なんでもできます」としか言わない有様で、それはなんの返答にもなっていないぞと思いつつ、「メールを返したり、講演用のスライドを作ったりできる?」と聞くと「それはできないですね…」と言われて、「なんでもできるんじゃないのかよ」と苛立ったことを覚えている。それから3年経って、生成AIの性能は指数関数的に向上し、丁寧さが必要な業務上の長いメールのたたき台や新規事業を提案する際の美しいスライドを作ってもらうし、新しいアプリを開発してもらっている。いま何かを調べたいときはGoogleで検索するのではなく、GPTやClaudeに聞く。出力される情報に厚みがあるし、よく分からない部分、深掘りしたい部分を尋ねることが容易だからだ。おそらく、何かを調べるために生成AIを用いる人は非常に多く、Google検索で上位に表示されるようにして集客するSEOマーケティングは、すでにSGOマーケティングへと変化している。※Search Engine Optimization 検索エンジン最適化※Search Generative Optimization 生成AIによる検索結果の最適化▶東大生が、学習効率を上げるAIの使い方<!--nextpage-->東大の授業と生成AI筆者が所属する経済学部の授業で生成AIが話題になることはないが、他学部で開講される上場企業の経営者や役員がゲストで招かれるような授業では、大抵AIの話をしている。彼らは自社がどのようにAIを社内業務で活用しているか述べるわけだが、クリエイティブな業務での活用を目指してアプリを自社開発する企業もあれば、全社的なAI推進でメディアに露出してAIに詳しい経営者のイメージを形成している人が「うちの会社では、おじさんもばんばん生成AI使ってますよ。みんなGemini使ってますよ」と言うこともある。学生はまずGemini実際、Geminiは素晴らしい。何が素晴らしいかと言うと、1年ほど前に学生に対してプロプラン15ヶ月無料のキャンペーンを打った。これにより、ほとんどの東大生がGeminiをインストールしただろう。その恩恵は凄まじい。昨年秋ごろから我々にとっては難解な経済学の問題をGeminiがすぐさま解けるようになって、学習効率が上がった。授業スライドを放り込んで要点を出力させたり、定期試験の過去問を解説させたり、予想問題を作らせたり、分からないところをこちらが理解するまでしつこく説明させたりすることで、「分からないまま諦める」ということがなくなった。東大生の知能は1段階上へと押し上げられるだろう。勉強意欲が高い高校生や大学生には生成AIの使用を勧める。また、GeminiはGoogleの巨大な資本を活かして広告が多い。GPTやClaudeのCMは見たことがないが、Geminiはよく見かける。その点でもGeminiの”凄み”を感じるが、それでもGPTやClaudeの使用者が多いのは、性能の差ゆえかもしれない。実際、アプリを開発するとなればGPTかClaudeに課金が必要だし、高度な計算をさせるときにGeminiでは心許ない。【こちらも読まれています】▶▶あなたは大丈夫?東大にもいる「chatGPTに悩み相談をして失敗する人」の特徴は
OTONA SALONE


