
親戚が集まる席でたまに会うあの人…世間話は交わしたものの「誰だっけ?」、なんて経験は誰でもあるだろう。そんな悩みを解消するためなのかどうかはわからないが、近年「家系図作成ソフト」への注目度が高まっているらしい。親子・兄弟関係や婚姻関係で人と人とを繋げていけば、見やすい表ができあがり、さらに"いとこの子供""姪っ子の子供"などの呼び方もひと目でわかる。急な席でも話のとっかかりに困らないというわけだ。
そんな便利な世の中ではあるのだが…NewsCafeのアリナシコーナーでは、なぜか「自分の代で家系が途絶える…アリかナシか」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…63.8%】
■たぶんね。結婚できそうもないし。
■彼女いないもん。
■私で家系の本筋は途絶えますがこんな世の中なら仕方ないかと…。
■だって独身だしもう歳だから子供生めないし相手いないし(泣)。
■そんなに良い家柄でもないし、仕方ない。
■兄も私も結婚に縁遠いので。
■子供苦手だし、むしろ自分の血を残さずに死にたいので。
■申し訳ない!
■確定です。少ない名字がまた減ります。
■願望はナシだけど、今のままだと家はアリの方が強いですね。
【ナシ…36.2%】
■子供たちがいますし、孫の代にも期待しています。
■一応、娘と息子がいますが…これはあてになるのかな?
■どうなるかわからないが一応、娘がいるので。
■自分で終わると、なんか最後がむなしい(泣)。
■子供はいるけど、息子2人が独身だからそこで途絶えるかも知れないけど。
■絶家にしたくないので妹夫婦に譲りました。うちは子供いないので。
■まだ若く独身なものでまだ解りかねます。
■私は未婚だが姉と弟に子供がいるから途絶えることはない。
■兄夫婦に男の子いるから心配ない。
■願望としてはナシだけど、現実としてはアリになっちゃうかもしれない。
結果はなんと【アリ派】6割超。「やむを得ない」という人から「意図的に」という人まで、様々なコメントが寄せられていた。さらに言えば【ナシ派】のなかにも「兄弟姉妹に子供がいるから(家系は)大丈夫」という回答は多い。問題視されて久しい少子化だが、こうしたテーマの調査結果数字を見る限り、好転には遠い印象だ。
どうにも暗いニュースが多い世の中だが、それでも連綿と続く流れを繋げたいと願う声は多い。「先祖に申し訳ない。戦争時代、戦国時代ずっと生き延びてくれたのに」「頑張りましたが致し方がない。先祖様、お許しあれ」などのコメントは胸に迫るものがあった。
[文・能井丸鴻]
家系が途絶えるのも仕方がない。
ある程度の歳になって誰も反対しなければ、先祖代々のお墓はしかるべき方法で閉めようと思っている
親族で反対されたらその方にまかせますが。